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速く弾けるから上手いわけではなく〜ヴァイオリンを学び上手くなるとは3

速いテンポで弾けることが凄そうに思えることもあるだろうと思います。音が多く並ぶとスリリングですし左手がいっぱい動いてなんだか凄い事をやっているような気がします。自分も速く弾けるようになりたいと思うこともあるでしょう。

もちろん速いパッセージを巧みに弾くこともヴァイオリンの魅力のひとつです。超絶技巧曲を巧みにさも軽々と弾かれると息を呑む演奏になります。そして速く弾くチャレンジをすることは技術レベルを上げることでもあり有益なことと言えます。

ところが速そうに聴こえる演奏も音源と一緒に弾いてみると思ったほど速くない場合があります。

必要なのは速く弾くことではなく、スピード感あるように弾くことです。実際、速いだけの演奏も少なからず世の中にはあって、それは極めて退屈だったりします。時にはテンポの上でだけハイフェッツより速く弾けて、それを誇りに思う誤解が生じたりしますが、筋違いも甚だしいというべきものでしょう。

クラシックのヴァイオリンの世界ではあまり言及されることのないリズム感やビート感。単にメトロノームで速く弾けることよりも、前ノリ、前傾姿勢のリズム感や躍動感といったスピード感で弾ける事が人を驚かせるような演奏につながります※。

※単にリタルダンドやアッチェランドだけでなく、こういったスピード感もアゴーギクのひとつと言えます。
ノリが良いとはどういうことかクラシックの演奏家こそ考える必要があると思います。ノリとは一拍目を強拍、二拍目は弱拍というだけのことではありません。

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