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人生全体へのハラスメント:教える側のモラル、教わる側のモラル2

最大のハラスメントがあるとしたら、ヴァイオリンをやることで人生を棒に振ってしまったという場合でしょう。ヴァイオリンは上手くなっても社会性の無い人格や非常識な人間に育ってしまうケース、自分で判断する能力を失ってしまうケースはしばしば見られ、視野の狭い指導が原因になっていることも多いように思えます。

「芸事は人生の全てをかけるべき」とかつては思われていました。そして指導者の言う事を疑いなく受け入れて実現しようと努力すれば人生が開けたものでした。そこに社会常識や自己判断は不要です。伝統芸能や相撲のように住み込みで師匠が弟子の生活の面倒を見ることができていた時代、タニマチが生活を保証してくれた時代、そして需要の多い時代ならそれで良かったかもしれません。

けれども現在のヴァイオリンやクラシック音楽にそれだけの市場は無いし、指導者にそこまでの甲斐性も無く、習った側が自分で社会人としての判断をして自分で稼いでいかなければいけません。リターンを得にくい状況で過大な先行投資はハイリスクです。投資に失敗すれば人生を棒に振ってしまう事にもつながります。

普通の社会生活を送るためにどんな知識が必要なのか。わたしはいつの世も「読み・書き・そろばん」と「常識」と考えています。すなわち普通に学校で学ぶ事です。「過去の実績を知り応用すること」「考えを的確に伝えること」「論理的に物事を考えること」そして「常識的な社会性」「常識的な金銭感覚」が人生には必要です。

誰もが普通にできることが充分できた上で、ヴァイオリンにも秀でていれば、ヴァイオリンの世界でも成功できる可能性は高くなるはずです。でも「ヴァイオリンのために学校は行かなくて良い」「ヴァイオリンには関係ないから学校の勉強は軽視していい」と指導者が思っているのであれば、それは生徒の人生に対するハラスメントとわたしは思います。

残念ながらヴァイオリンの世界には、社会性に欠ける方、他人への誹謗中傷など排他的・攻撃的な人柄の方をしばしば見かけます(わたし自身にもそれはあると自覚しています)。それは、すなわち他人をおもんばかる想像力と自分で判断する力が育たなかったことを意味します。そして金銭感覚が崩れている反面で稼げていない人が多いのが実情です。これが幼少期から受けたヴァイオリン教育の結果であればあまりに残念なことです。

どんな人間関係も同じですが、相手へのアクションに対する結果への想像力を持ち、クレバーかつ的確な判断をすることがハラスメントを避けることになると思います。その想像力・判断力を教育によって奪ってしまったのであれば、それこそが最大のハラスメントと思います。

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