サイト更新~ヴァイオリンの掃除と注油

サイト更新~ヴァイオリンの掃除と注油

土曜日は東京にてレッスン。新型コロナウィルスの情勢不安の中8コマと大変多くの方にお越し頂き大盛況でした^^。一方、日曜日の愛知レッスンは新型コロナウィルスの情勢不安とは関係なく元々ご予約が少なく4コマと予定通りに大変余裕のある日程でした^^;こんな不安に満ちた状況の中お越し頂いた皆様本当に有難うございました。

東京でのレッスンでは私自身の花粉症で鼻水やクシャミが出てしまいました。不安をお与えしたかもしれず申し訳ありません。
・熱はありません、倦怠感もありません(むしろとても元気)
・ライブハウスにも行っていません(ビオンディのコンサートが中止になってしまったし)
・ジムは元々行ったことがありませんが確定申告の事務仕事に追われています(苦手です)
・レッスンにお越しの方との距離は元々2メートル程度にしています(ヴァイオリンの構造上距離を取らないと適切な音色の判断ができないためです。私が部屋の隅っこで小さくなっています)。

→根拠は薄いですが今のところ多分大丈夫です(お越しに不安がおありの方はお休みになって頂いて構わない。ご自分の安全や都合を優先して頂きたいと思う)。ただ新型コロナによる髄膜炎のニュースが出ていて、本当に強い相関関係があるなら深刻なことで注視しています。これはパニックになりかねない…。レバノンはデフォルトしたし(ウィルスが遠因か?ゴーン氏はどうなる?無一文?)。

日曜日朝に移動した際の東海道新幹線は大変に空いていました。
車両に自分一人ならヴァイオリンの練習ができるかも^^;。

名鉄名古屋駅も早朝や深夜のような閑散ぶり。映画のような「死の街」ってこんな感じだろうか。
人がいないのに電車は時間通り来る。シュールだ。

サイト更新を。浮世離れした呑気な記事ですが調整シリーズの3回目で、ヴァイオリンの掃除と注油による音の改善についてです。よろしければご覧ください。
https://www.violinwakaru.com/artcl/30/32_00803.html

お店で商品として店頭に出す前には、ある程度きれいにして出すもの。けれども、よく観察すると取り切れていない汚れを発見する事もあるし、キズやニスを隠すために何かを塗ってごまかしてあることも多い。ネジ類も必ずしもスムーズとは限らない。もちろん使っているうちにヴァイオリンや弓は汚れてくるし、ネジも油が切れてきてスムーズではなくなってくる。

わたし自身は古いヴァイオリンや弓を購入すると肉眼はもちろん紫外線ライトで表面の状況を確認して、適切に思えない状況であれば、お店にも協力して頂きつつ整備する。基本的には自分であれこれやってみる。

見た目だけでなく音も変わって楽しい^^。見た目にガサついていれば音にもガサつきが出るし、アジャスターなどが滑らかに動かなければ音も滑らかでは無い。これらをひとつずつ解決するとトータルでは大きな差になって良い音になって嬉しいし、音色の構成要素に気づかされて興味深い。

こんなご時世に呑気なもの。

街から人がいなくなってしまう事を目の当たりにして、人の活動、ひいては人生について考えさせられています。伝染病のパンデミックがあっても、世界経済のクラッシュがあっても、核戦争が起こっても、隕石が降ってきても、ベテルギウスが爆発しても、慌てても仕方ない。自宅でヴァイオリンの整備をしていられるのならそれで充分人生は幸せです。そんな気もしてきました^^;。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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