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難しい箇所のフィンガリング:合奏のヒント2

オーケストラなど合奏では、ボーイング(弓の順序)はコンサートマスターが決めるのが一般的と言えますが、フィンガリング(左手の指遣い)は各自の任意に任されていることが多いようです。

各自の演奏技量が高度な団体ならそれで問題ないのですが、演奏技量に差の大きいアマチュアオーケストラなどでもプロオケと同じようにやっている場合が多く見られます。演奏技量に差がある場合はあらかじめフィンガリングを決めておいた方が良いと言えます。

オーケストラ曲でも相当に難しい箇所があったり、フィンガリングが適切でなければ演奏不可能な箇所があります。またフィンガリングが原因で音程やくリズムが崩れたりする事も多々ありますので、フィンガリングが適切でなければ合奏が成り立たないことにもなります。こういった問題は「弦分奏」などをやる以前にまとめておく問題です。

全曲通してフィンガリングを決める必要はなく、特に難しい箇所やアンサンブルが崩れやすい箇所だけでもフィンガリングを決めておくのが望ましいと言えます(また、場合によっては元弓・先弓など弓を弾く位置なども難しい箇所は事前に「決め事」を全員に伝えておくべきです)※。

合奏を「みんなで単に音を出せば楽しい」と言うのであれば何でも良いのですが、合奏を「アンサンブル」にするのであれば最低限の「決め事」はまとめておくべきと思います。慣習にとらわれず、特に演奏の難しい箇所を中心に「決め事」を揃えるようにすると、かなりきれいな響きになるはずです。

※かつては「決め事」を全員に伝えるのは面倒な作業だったのですが、現在はメールや電子ファイルで簡単に伝達できますので、全員に正確に情報を伝えるのは容易になっています。

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