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持ちやすさでの判断:ヴァイオリンの評価方法4

持ちやすさは弾きやすさと似ている面もありますが、少し別の評価軸になります。

ヴァイオリンによって持ちやすく感じたり持ちにくかったりします。ヴァイオリンによっては顎にスッと入ったり左手が届きやすかったりします。

持ち加減はかなり微細なことで変わります。例えば、肩当ての高さ調節のネジをひと巻き回すだけで持ち加減はかなり変化します。そえゆえ、そもそものヴァイオリン自体の大きさと横板の高さはとても大きな要素です。多くの方にとって胴体が小ぶりで横板の高さの少ないヴァイオリンの方が持ちやすく感じるはずです。

具体的にはストラディヴァリモデルよりもグァルネリモデルの方が小ぶりになっていることが多く、持ちやすく感じることが多いかと思います。

大きさ:裏板の長さで判断します。355mm前後が標準と言えますが、358mm以上ですと大きめ、352mm以下ですと小さめの印象です。

横板の高さ:エンドピン側の横板の高さである程度判断できます。30mm〜32mm程度が標準的と言えます。

顎当てや肩当てである程度は調整可能ですが、ヴァイオリンの胴体自体の大きさを変えることは通常は行わず、大きさに起因する事については後から対処は基本的に不可能です※。

大きなヴァイオリンだから良い楽器でもないし、小さいからダメというわけでもありません。でも持ちやすさは重要です。ご自分に合ったサイズのヴァイオリンを選ぶのもとても良い選び方と思います。

※古いヴィオラやチェロは歴史の中で小さくする改造がなされたものが少なからずあります。ヴァイオリンでもブレシアの楽器など大型の楽器で同様の措置が採られた場合もあるようです。それくらい昔から大きさは弾く上で重要視されたという根拠とも言えます。

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