土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン。土曜は7コマと標準的な日程、日曜はお休みが続き2コマと余裕の日程でした。ご利用&お越し頂いた皆さま有難うございました。
その空き時間でサイト更新。様式・解釈シリーズの3回目「国の違いを肌の感覚で知る」のタイトルで書かせて頂きました。よろしければご覧ください。
国の違いを肌の感覚で知る〜様式・解釈3 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
気づきにくいヴァイオリン演奏のコツについてです。E線がひっくり返ることへの対処や合理的に弾くための指遣い(フィンガリング)についてなど
曲を習う際に「これはフランスの曲だから」などと言われる。分かったような分からないような事を感じながら、フランスはこう言う感じなのかなあと学んでいく。
このことに長く引っ掛かっていて、特にヴァイオリン音楽の歴史の中で重要なイタリアとフランス、ドイツについてはもう少し分かるようになりたいと思いながら試行錯誤してきた。
文字情報ではなく肌感覚での理解の方が重要と感じる。料理であり工業製品であったりだ。昨年輸入車に多くレンタカーで乗り、感覚としてドイツのヴァイオリンはドイツ車と共通点があるかもしれないと何となく結論づいた。フォルクスワーゲン、アウディ、ベンツ、BMW、ポルシェまで主要メーカー全て乗ってようやく工業製品としてのヴァイオリンとの共通点が見出せたことだ。それぞれの車内でドイツの音楽が似合うことも。車の中は特有の空気感を持つ。その空気感の中で生まれた音楽がドイツ音楽なのだろうかとも。
分かったのはそれだけ。でも自分としてはスピード感(テンポ感)や重量感なども含めた重要な肌感覚での経験だった。少しばかりドイツ音楽を適切に弾けるようになったかもしれない。
イタリアも分かりたいが乗ったのはフィアットとアルファロメオだけ。マセラティは遠からず乗れるかもしれない。フェラーリまで乗ってみたいのがいつか叶うだろうか。