火曜〜木曜は東京にてレッスン。2コマ+6コマ+6コマと多くの方にご利用&お越し頂き有難うございました。痛めた左手の具合が一進一退なのですが、頑張って3日ほども何とかしようと取り組めば何とかなるものと自分自身が驚いています。「できない」「ムリ」は言ってはいけない言葉。頑張ります。
私事ですが4月8日は自分の48歳の誕生日でした。そんな歳になった事に自分で驚きますし、いい歳になってバイクでコケて骨折なんて幼いと自分でも思います。バイクはトホホな出来事で始まってしまったのですがバイクを嫌いにならずより興味が広がっていますし、この歳になっても少しずつ新しい事に取り組め続けていることは嬉しく思います。ヴァイオリンについても事故をきっかけに多くの発見ができた事、全然知らなかった事も気づくことができるようになりました。どんな不幸からも発見できることの多い一年であればと思います。
渋谷のザ・ミュージアムで開催中のミロ展に行ってきた。ミロの絵は好みなのだが、コロナで美術館も観覧しにくくなってから情報収集も滞ってしまっていた。閲覧時間が決められている美術展は私の絵画を見る見方ではないので避けてしまっていた。ごく最近たまたま開催を知り普通の形の展覧会だったので出かける事にした。
歩行が困難だし、事故の後かなり疲れやすいので少々用心して、自宅から巣鴨駅、渋谷からザ・ミュージアムをタクシーで^^←タクシー割引クーポンを使う知恵をつけたのです。
ミロは日本への憧憬があり、ミロと日本との関係にスポットを当てた展覧会。ミロらしい絵画には今回の展覧会では私にはピンと来るものはなかったのだが、会場の出口付近に展示された黒と白だけで描かれた晩年の作品が私は気に入った。どうとでも想像が膨らむ極めて単純化された絵。墨絵や水墨画のようにも感じられたし、自然の風景にも心象風景にも見えるし、作品から音が聞こえるような感じにも私には思えた。「いかにもミロ」の絵柄から脱却して晩年にその境地に至ったのであるとすれば、共感できるものがあった。

会場内は撮影禁止だったのだが、会場入り口の信楽焼のたぬきとミロの写真。
言われてみればシュールレアリズムとされるミロの作風は日本的かもしれない。
すると日本の文化自体もシュール?ヨーロッパから見ればそうかもしれない