元々ご予約のなかった木曜日は私の都合でお休みとさせて頂きました。ご不便・ご迷惑をおかけ致しましたが、ご容赦下さい。


木曜夜の染井霊園の桜です。ほぼ満開、一部葉桜になってしまいました
サイト更新し「ピチカートで豊かな音を出すために」のタイトルで書かせて頂きました。よろしければご覧ください。
https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/20/ピチカートで豊かな音を出すために
今回も過去記事のリライトだが「ピチカートをどうはじくか?」のご質問はレッスンでもしばしば頂く。ただはじくものと言えばそれだけだ。古い鷲見三郎先生の書籍でも「ただはじけばいいのだけれど」との記述から話が続く。
結局のところは「楽器の構造に沿って」なんだと自分では結論づいた。「ギターのように」や「ハープのように」とは違うヴァイオリンの構造に沿って。
今回の記事のオリジナルとなる古い記事を書いて随分後になってクラシックギターを始め、音の出し方がヴァイオリンのピチカートと全く異なる事に驚いた。ヴァイオリンは弦を横に振動させる事で胴体が振動するようにできているが、ギターは縦に弦を振動させなければならないのだ。そんなことは自分では気づかなかった。
練習量や努力では解決しない「楽器の構造に沿った弾き方」。ヴァイオリンでも故玉置先生に「弓は横に弾くもんだよ」とご指導頂いたこと。こういう事こそ教えてもらわないと分からないよ・・・。「楽器の構造に沿って」は自分自身が身をもって突きつけられた問題なのでした・・・。

弦は横に引っ張って振動させるもの
ピチカートでも通常のボウイングでも同じです
これこそ重要なテクニックですが教えられることは少ないものです