木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越しの皆様有難うございました。長い音が上手く弾けるようになった方もおられ嬉しく思いました。
一見単純で簡単そうに見える長い音。これで聴かせられるようになるには年単位だろうか(音大生でも全然な人も多い)。一音で音楽になるようにと同意語になるのでそれは大変に難しく、逆にそれが少しでもできる気配が見えれば私としてはひと安心。
Facebookにも書きましたが「ヴァイオリンがわかる!」サイトを更新しました。「ヴァイオリンの難しいを簡単に」シリーズの最終回「本当に難しい事は単純な事」のタイトルで書かせて頂きました。よろしければどうぞご覧下さい。
本当に難しい事は単純な事〜ヴァイオリンの「難しい」を「簡単」に6 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
ヴァイオリンを習うことについて。先生の探し方、教本について、大人からヴァイオリンを始めること、続けることがしんどくなった時についてなど
上記の「長い音を音楽に」と同様のお話だ。何が難しいのかと考えた時にそれ以上割り切れない問題が難しい問題になる。クラシック音楽の楽器演奏の向かうべき方向は「普通に弾いてください」なのだ。そのそれ以上割り切れない「普通」をできるようにするのが基礎練習。
ヴァイオリンをそこそこ(バッハの二つのヴァイオリンのための協奏曲程度)弾けるようになると必ず当たる壁だろう。どうにか音並べができるようになったら、音楽の話ができるようになりそこで問題になる。
長くヴァイオリンを弾いていれば「単なるボウイングの難しさ」「普通のヴィブラートの難しさ」に気付かされる。私自身も大人になってからご指導頂いた先生から10年ずっと単純なボウイングとヴィブラートの練習をご指導頂いたし、同じような事をレッスンでもやっている。
やることは「何事もないように」「普通に」なのだ。そのために自分自身も現在でも試行錯誤中だ。パガニーニやイザイなんかよりよほど難しいね。