サイト更新:速いことへの価値観

木曜・土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン7コマ+6コマ+6コマ。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。

愛知への移動の新幹線で絵に描いたような富士山が見られました
富士山何度見ても素敵です^^。

Facebookにも書いたがサイト更新をした。ヴァイオリンを学び上手くなるとは」の3回目「速く弾けるから上手いわけではなく」を追加しました。よろしければご覧ください。

速く弾けるから上手いわけではなく〜ヴァイオリンを学び上手くなるとは3 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
ヴァイオリンを習うことについて。先生の探し方、教本について、大人からヴァイオリンを始めること、続けることがしんどくなった時についてなど

Facebookとは少し違う観点で。テンポの速さ:上手さの価値観は自動車の価値観の変遷と似ているのかも知れない。ある時期までは「速い=良い」「速さこそが価値」だった。でもある時から速さが必ずしも価値ではなくなった。音楽も同様で様々な意味で古い価値観を頑固に守り通しているケースが散見されるように思える。

例えば最近ではバロック的解釈でバッハを弾く方が世界標準だが、日本はガラパゴス化してしまっている。けれども教える側は日本でのクラシック音楽界のニーズに合わせる必要もある。戦後まもなく、昨日までの軍国教育から平和教育に様変わりした時の教師達のようなものだ。

「良い演奏」「上手い演奏」とは、を教える側が迷いながらも考え続けることが教える側の誠意なのだと考えている。答えはひとつではないし、考える毎に答えが変わる命題でもある。でも考え続けることが重要だ。

価値観についてそんなことを考えながら、現実的なニーズとバランスをとりながら、でも揺るぎない要素:きちんと楽譜を読むといった事など:はきちんと押さえて進めようとしているところではあります。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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