ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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ヴァイオリンの技術用語編〜最小限のヴァイオリンの知識

【調弦(ちょうげん)・チューニング】
ギターなどと同じくあらかじめ弦の音程を合わせておく必要があります。細い方からミ(E)、ラ(A)、レ(D)、ソ(G)の音に合わせます。最初はチューニングメーターなどを使用して調弦をして良いかと思います。

【ボーイング】
弓を動かすこと。ヴァイオリンの技術として、ボーイングは非常に大切かつ難しい技術と言えます。ヴァイオリンをヴァイオリンらしい音を出すにはボーイングの訓練が不可欠です。弦を押さえる左手よりもボーイングを行う右手の方が訓練に時間と労力が必要になります。

【元(もと)・先(さき)】
弓を持つ手に近い側を「元」、手から離れた箇所を「先」と呼びます。また、弓の先端付近で弾くことを「先弓(さきゆみ)で弾く」、弓の中央付近で弾くことを「中弓(なかゆみ)で弾く」、弓の手元付近で弾くこと「元弓(もとゆみ)で弾く」などと表現されることがあります。

【下げ弓(ダウンボー)/上げ弓(アップボー)】
弓の元から先に動かすことを下げ弓(ダウンボー、もしくはダウン)と、弓の先から元に動かすことを上げ弓(アップもしくはアップボー)と呼びます。下げ弓も上げ弓もほぼ同じ音になるように訓練します。

【移弦(いげん)】
ある弦から別の弦へ弓で擦る弦を変えることを移弦と言います。移弦がスムーズにできないと音が途切れ、音楽もつながり無くなってしまいますので、移弦の訓練はヴァイオリン演奏のポイントのひとつと言えます。

【和音・重音】
2本以上の弦を同時に弾く弾き方を重音と言います。ヴァイオリンは単旋律の楽器と言われますが、かなりの頻度で和音や重音を使用します。

【指番号・フィンガリング】
左手の指を押さえる動作をフィンガリングと呼び、クラシック音楽では押さえる指も指定通りの指で押さえることが多いと言えます。これは押さえる指によって音色が多少違ったり、フレーズのつながりに影響するためです。指の指定のために、ピアノなどと同じく指番号を使用します。ですが、ピアノと違い、ヴァイオリンでは人差し指を1の指、中指を2の指、薬指を3の指、小指を4の指と呼びます。また、何も押さえない状態を開放弦と呼び0と表記します。

【ポジション移動/シフティング】
左手の押さえる位置は、必要とする音の高さや音色によって変化させます。左手の押さえる位置をポジションという単位で表現することがあり、左手を押さえる位置を変えることをポジション移動もしくはシフティングと呼びます。

【弓を寝せる/弓を立てる】
弓で弦をこするときには、通常100本ほど張ってある弓の毛を全て使うことが原則ですが、使用する弓の毛の本数を減らして使用することが多々あります。弓の毛を減らした状態にすることを「弓を寝せる」と呼び、弓の毛を多くした状態にすることを「弓を立てる」と表現します。

【デタッシェ】
弓を音の長さ通りに一定に弾くことをデタッシェと呼びます。これがヴァイオリンを弾く最も基本技術と言えますし、最も大事な技術といえます。意味なく音がムラになったり、音が短くなってしまったりしないようにデタッシェの訓練に時間をかける必要があります。

【スピッカート/跳弓】
弓を跳ねさせる技術をスピッカート、あるいは跳弓と呼びます。ただ、演奏者が弓を跳ねさせているのではなく、弓の弾力を利用して跳ねていることに注意するべきです。

【ヴィブラート】
音を規則的に揺らす技術をヴィブラートと呼びます。ヴィブラートがあってこそヴァイオリンの音になります。良い音でヴィブラートをかけるためには、所定の速さ(周波数)、所定の揺れ幅(振幅)、規則的な動きがポイントとなります。サインカーブのような角のない滑らかな動きが理想的なヴィブラートの揺れ方と言えます。

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