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サイト更新をしました。ハラスメントシリーズの最終回です。「教える側へのハラスメント」をテーマに書かせて頂きました。Facebookにも書きましたが、決して特定の誰かを非難したものでも負の感情を示したものでもありません。「学ぶ事とは」について思う事を書かせて頂きました。よろしければご覧ください。
→https://www.violinwakaru.com/artcl/40/41_00605.html
レッスンの目的は「人並みに健全な演奏」が出来るように差し上げることだ。けれども健全とはの判断基準は教える先生によって異なるだろう。わたしは「楽器の性質に沿った弾き方で、楽譜に書かれている事を再現できること」と考えている。逆に言うと、「楽器に無理強いをした弾き方」「楽譜に無い音を出している」「楽譜と違う事をやっている」場合は健全とは言えない。
好き勝手に弾きたい欲求があるかもしれないし、プライベートで好きな事をするのは許容される事だろう。だが人前で弾いたりアンサンブルに参加するなど「社会」に出ると、身勝手は受け入れられない。健全な社会生活を送るためには最低限のルールは守る必要がある。
「社会」に適合できるために、まずはなるべく早く全体像を俯瞰できるように進めているつもりだ。ヴァイオリンの世界で必要とされる技術や常識的な発想の概略をお伝えすることは適切な方向に向かうためにも必要な事だろう。そして点を線に、線を面にして、立体にするあたりまではお連れ出来ると思う。その先は、ご自分でartに出来るように進めていって欲しい。