ソロ上手く弾けたそうだ。良かった

ソロのある曲を弾かれるということで1ヶ月ほど前にお貸ししたヴァイオリン。コンサートが終わりヴァイオリンのお戻しにお越し頂いた。アンサンブルでソロのある曲を弾くためには、力のあるヴァイオリンと弓は必要であるし、それによって学ぶ事も多いと思う。

古くは辻久子先生のストラディヴァリの話で有名なように、先生が自分で持っている良質な楽器を生徒に使わせることは昔のヴァイオリン教師はよくやっていたとされることで、自分もそれに倣って必要に応じて行っていること。

ご報告を頂いた。ソロ上手く弾けたそうだ。良かった。

たかが流れて過ぎ去ってしまう一回のコンサートではあるものの、できることはあらゆる手段を使って取り組む必要がある。「音程が」「リズムが」も大事だが「何が言いたいのか」を自分はより大事にしたい。「言いたいことを伝えるために」楽器は重要なのだ。そのために自分にできる事は尽くしたい。

お戻し頂いたヴァイオリンと弓をチェックしたら良い音が出ていた。きっと良い音で本番でも鳴っていたことだろう。良かった。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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