2025年のモットーは「リスタート」。大いに達成できたと言えます。
身体をリスタートさせ、迷いなくヴァイオリンが弾けていた30年前の体重に戻り、頭の働きも改善して戸惑いなく弾けるように。ヴァイオリンの構え方や弓の持ち方もリスタートして音色やボウイングの大発見も多数。年末には願っても得られないようなオールドヴァイオリンも購入でき楽器の上でもリスタート。
結果として自分のヴァイオリンの演奏を変えるブレークスルーになり、自分としては明らかに演奏は良くなりました!
年初の想定以上に実りあった1年間だったと断言できます。こういう年は嬉しいもの。
来年2026年が皆様や皆様のご家族にとりまして心身ともに元気で良い一年になりますよう祈念致しております。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
以下、私事ですがよろしければご覧下さい。
レッスン:今年は少なかったが、より良いレッスンに
レッスンは今年は少なかった。コロナ禍が明け、ご家族の事情でお越しになれなくなった方も多かったし、史上最高値の株価と人不足で世の中は忙しいのだろうと想像もできる。
外的要因だけでなく自分の要因も。提供側の矜持として長年「お客様は神様」と自分に言い聞かせて感情を押し殺してきた面があったが、以前よりも言うべき事は言うようにした。昭和的なヴァイオリン指導者の姿勢とも言えるが、自分が信じてきた音楽の世界に近づけようとした。
それがレッスンが少なくなった理由のひとつと思う。大人じゃないとも言われる事だろう。不快な思いをさせたこともあるだろう。
でも、その結果より良いレッスンができるようになったと信じる。多分ここ15年ほどの中で最も良いレッスンができていると思う。金銭的にも充分で困ることもなかった。自分自身が鍛えたり学んだりする時間も多く得られた。幸せなレッスンの姿になった。
サイトやSNS:広く浅くより深い方向へ
「ヴァイオリンがわかる!」サイトは2005年開設で20周年を迎えた。自分でも驚く。そしてサイトや各SNSについても運用方針を変えつつある。顔の見えない人への情報提供を減らし、レッスンにお越し頂いている方への情報提供を増した。
レッスンにお越しにならずサイトをご利用の方からの意見や要求はこれまで少なからずあった。なるべく応えてきたが、AIで都合の良い情報が得られるようになった現代。ともすれば理不尽で身勝手な要求に自分が応える必要はなくなったと考えるようになった。
「自分にとって大事な相手は」と考えた。長らくレッスンにお越し頂いている方にはより多く尽くしたい。SNSでご自身の主張ばかりなさる方には冷淡になったかもしれない。
50歳を過ぎて自分の終わり方を考えるようになった。あまねく広く浅くより、少ない人数でも熱意や意欲ある人をきちんと育てる重要性を感じるようになった。
鼻持ちならない年寄りになってきたかもしれない。けれども情報提供も限られる資源だ。相手を選んで提供する方が誠実と思うようにもなった。
演奏:自分自身こそが今年は上手くなれた
今年は自分自身の演奏技術の向上ができた。年初からドント、ガヴィニエ、フィオリロといった練習曲を久しぶりに取り組みなおした。それ自体も演奏技術の改善につながった。
楽譜を見やすくするよう眼鏡を工夫してみたら演奏自体や音色が変わった気がした。練習の負担を減らすためスポーツウェアを買ってみたらこれでも演奏や音色が変わった。

練習曲を多く進めるにあたって
楽譜が見やすくなるようメガネの上からかけられる
偏光イエローレンズのオーバーサングラスを買ったのがきっかけでした
身につけるものと演奏との関係はこれまで全く気づかなかった
メガネや衣類でも演奏が変わることに気づいたため、それによって正しいフォームや持ち方・構え方を見直した。さらに「衣類で演奏が変化するのなら、身体自身を変えればより影響が大きいのでは」と仮説を立て、運動をして体重を6〜7kg落とし20歳の頃の体型に戻した結果、自分が迷いなく弾けていた頃の演奏テクニックが蘇ったように思う。

衣類の種類でも音色や演奏が変化します
(新品は高いので)古着でスポーツ用の機能性ウェアを多く買いました
正しい弓の持ち方、適切な弓の張り方、正しいヴァイオリンの構える高さについて大きな発見があった。持ち方は弓の側の都合であること、張り方は弓のピッチが適切になること、構える高さはヴァイオリンと弓の強さのバランスによるもの。
演奏者が出しゃばるのではなくヴァイオリンや弓に合わせると考えること。これまでもそうお話もしてきたが、もう一段踏み込んだところが今年の大きな発見だ。

例えば、弓の適切な張りについての発見
良質なオールド弓なら張りの強さでスティックの音が変化する
隅々まで同じピッチの音がする張りが正しい張りと言える
ここ30年来での大きな進歩だ。随分回り道をしてやっとここに辿り着いた。
楽器:素晴らしいオールドを入手したが、手放した楽器も多く
お金を積んでも滅多なことでは得られないようなオールドヴァイオリンを入手することができた。オールドヴァイオリンの購入は20年ぶり(オールドヴィオラやモダンイタリー、新作は買ったが)。別に特別な取り計らいではなく普通に店頭にて販売されていた楽器。製作者は判然としないので安価だが、楽器としての性能は大変優れている。逆になぜこれが売れていなかったのか不安になるくらいだがとても運が良かった。
楽器によって鳴らし方が異なるので、楽器に合わせて弾くことは演奏技術の引き出しを増やす手段になる。この楽器から既に多くを学んでいる。これまでの楽器から出てくる音も変わった。これだけ優れた楽器なのだから、楽器から学んで良い方向に自分の演奏技術が変わると信じたい。

このヴァイオリンは少なくとも10年ぶりくらいのヒット
一生分の運を使い果たしたかと不安になるくらい
このオールドヴァイオリンの購入時に下取りとして手持ちのヴァイオリン2挺を手放した。また、ご所望頂き手持ちの安価なヴァイオリンをご近所さんにお譲りした。

安価なヴァイオリンを弓とのセットでお譲りしました
ご近所さん時々弾かれているとのことで自分としても嬉しいです
ギターのMartin D-45LEをもう必要ないものとして手放した。アコースティックギターは古い1907年の0-42だけが自分に必要なものと結論づいた。

素晴らしいギターで大事に思っていたけれども、自分には不要と思うに至った
次のオーナーとともに新しい音楽が生み出せるよう活躍して欲しい
Macと接続して使うMIDIキーボードの刷新も。鍵盤タッチの優れるアートリアの製品が感動的に音楽的なタッチで2台導入した。これは自分にとって今年の大きなトピック。

Arturia KEYLAB mk3
鍵盤タッチ最高!

Arturia MicroLab mk3
小型なのに使える音楽的な鍵盤!
一方、古いMIDIキーボードやギターアンプ、ベースアンプ、マンドリン、ヴァイオリンの4本ケースなどを手放した。少しずつだけれども自分の持ち物の整理は今年も進めた。
通信環境のリスタート
1月にNTTの光回線からドコモのHome5Gに。固定電話も廃止。

コスト削減目的もあるが通信環境や契約サービスをシンプルにする目的も。結果として通信速度も3倍程高速化しオンラインレッスンも問題なく出来ている。
iPhoneを4年半ぶりに買い替え。自分はiPhoneにはさほど思い入れがないので廉価版の16eにしたが、スピーカーの音の良さに驚いた。古いディスプレイやPCも処分。

今時むしろ珍しいカメラひとつのiPhone 16eにXsからの買い替え
廉価版でも全く不便はないしデザイン的にもAppleらしく自分は美しいと思うのです
乗り物のリスタート
2月に電動バイクGEV600を手放した。2022年にコロナ禍の理由もあり導入して、車両自体には全く不満ない大変快適な乗り物だった。けれども、都心では出かけた先の置き場がない上、一方通行の制限で思ったほどの利用価値が得られなかった。自賠責保険が切れる3年のタイミングでお別れ。

その失敗をもとに9月には自転車を購入した。失敗を繰り返さぬよう超軽量、軽快に走るDahon K3を

Dahon K3 自動車に乗せて前橋市にも行き活躍しました
2025年に出かけた土地
4月から通うようになった巣鴨体育館。毎日のように通っているので、自宅に次いで馴染みある施設になった。スタッフさんにもすっかり顔を覚えられた。

今年最も多く訪れた施設です。可能な限り毎日を目標に
トレーニングジャンキーではなく、毎日少しずつのスタンスを維持するようにしています
スポーツウェアを買いにトレジャーファクトリースポーツやブックオフスーパーバザーには頻繁に出かけるようになった。

トレファクスポーツヘ頻繁に行くようになりました
去年まで縁のないお店で人生が変わりました
逆にあれだけ頻繁に出かけた温泉にはあまり行かなくなった。身体の不調の改善が温泉の目的だったが、運動によって不調が減少したため。むしろ喜ぶべきことかもしれない。
旅行は少なかった。
1月に子供の頃からの念願の滋賀県にある安土城跡へ。40年越しの願いが叶って不当辺八角形の天守台をやっと見ることができた。

ここで500年前に織田信長が歩いていたのです!ロマンです!
7月に帰省として嫁さんの実家の北海道に。

北海道らしい景色のひとつ
嫁さんの実家の北広島市のほか、由仁町、長沼町、安平町を訪問
10月にレッスンにお越しの方から教えて頂いた群馬県前橋市の山王廃寺跡へ。この地に1300年前に多くの人が高度な文化のもと過ごしていた。ロマンです。

鴟尾です。鴟尾の乗っている建物が関東にあったなんて全く知りませんでした
群馬がそこまで都と深い関係だったとは!
