ヨゼフ・スークの演奏からドヴォルザークの景色を理解

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。今回は東京も愛知も多くの方にご利用・お越し頂きました。演奏会で重要な役目を果たした方もおられ、録音を聴かせてもらいましたが良い結果が出ていて自分としても嬉しく安心しました。

日曜は20時の時間帯が空いていたので各務原のプールに行くことができました
ここは21時半までなので助かります
運動がヴァイオリン演奏にプラスに働くことに気づいたこともあり
我ながら水泳よく続いています

今回ご要望頂いた曲の中にドヴォルザーク「ソナチネ」があった。以前一度ご要望を頂いたことのある曲で、自分の印象では曲自体が面白いとは思えず、むしろ安っぽいとすら思っていた。そもそもドヴォルザーク自体が作曲家としていささか過大評価されているのではとも(ブラームスもその印象がありまして・・・)。

レッスンの準備のために自分で弾くのはもちろん様々な音源を聴いた。スターンやパールマンの演奏からもこの曲が発する風景が自分には伝わらなかった。ところが、ヨゼフ・スークの演奏からはドヴォルザークの世界観が伝わった気がした。少しくすんだ色のスケール感がそれほど大きくない繊細な景色だ。

スークはドヴォルザークの曾孫だ。これまでスークの演奏には自分は感銘を受けなかったのだが、この曲に関しては耳が立った。血のつながり・直系の力とはこう言う事なのかとも。

自分にとってはイマイチ世間の評価が理解し難いドヴォルザーク。スークの演奏であれこれ聴いてみようと思い直した次第です。