木曜は東京にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。遠方からお越しの方もおられました。遠いところを恐縮です。
「ヴァイオリンがわかる!」サイト更新。「知っておきたいヴァイオリンの名曲」を追加しました。よろしければご覧下さい。今回古い記事のリライトですが、かなりのボリュームで、相当手間がかかりました・・・。
https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/10/知っておきたいヴァイオリンの名曲
紹介している音源についてはFacebookの方に記したが、こちらには紹介の楽曲について。
レッスンで採用している曲についても同じで、取り組む方の人生の時間を無駄にしないような曲を選別。
ヴァイオリンの事を分かっていないヴァイオリン曲も多く存在する。ベートーヴェンのコンチェルトのような一部の曲を除いては、基本的にこういう曲は演奏しても結果は得られず不毛な努力となってしまう。設計の悪いものは結果も悪いのが実情・・・。
ある時代には流行したものの忘れ去れた曲も多く存在する。こういう曲を演奏しても得ることは多くないだろう。バッハもモーツァルトもベートーヴェンも当時から相当な売れっ子だったし、時代遅れと思われていた時も、後世の作曲家には研究され模倣されてきた。その一方で、後世に何も影響を与えなかった作曲家も。そういう曲を時間をかけて取り組む価値は少ない←まさにタイパです。
淘汰を経て生き残った名曲は確かに隙がなく設計されている。優れた骨董品と同じで、製作の当初から手の込んだ逸品であり、設計から製作技術まで頑強だったから現代まで残っている。偶然ではなく理由があるもの。
音楽全体として、ヴァイオリン曲として、ヴァイオリンのテクニック向上のため、と目的によってスタンスは変わりうるものの、他人に推奨したりレッスンで採用する曲の多くは、そういう何度も弾きうる曲と思って頂ければと願うのです。