新作弓のオールドレプリカにもすごいのがあるね!

感想:4年も前の古い備蓄米ならそりゃ安くなるだろ・・・。飼料にされるようなものを錯覚させて高く買わせる行為を喜んでもねえ・・・。

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。初めてお越しの方もおられ嬉しく&自分も緊張しました。お話させて頂いたことをお役立て頂ければ幸いに存じます。

お越しの方々にお願いして弓を叩かせて頂いたケースがあった。非常に良いオールドボウをお持ちの方に、それからかつて自分もヴィオラ弓で使っていた某製作者による精巧なオールドレプリカをお持ちの方に。

ともすれば1900年代の弓でもオールドボウとされてしまうが、狭義のオールドボウは1840年より前のものと考えている。ドミニク・ペカットは優れた弓であるし所有もしているが、既に設計思想が変わっているので自分の中ではオールドボウとは考えていない。

叩かせて頂いた非常に良いオールドボウも張るとスティックのピッチが揃った。そして新作のオールドレプリカもそこをきちんと押さえてあった。おお!すげえな、この製作者は。新作だけれども確かにこれはオールドボウだ。

オールドレプリカなんて見た目の気分だけで性能はまるで伴っていないものが大半だ。そんな中で、叩かせて頂いたのはその製作者の中でも格別に良いものだが、見た目の空気感はもちろん性能までレプリカしてある。もちろんレプリカなので値段は大幅に安い。

製作者の気迫すら感じさせる追究の念。真に良いものなのにそれでいて安い。こういう話は楽しく嬉しいですね^^。

手持ちの1840年より前と思われる弓
真贋はいろいろ、フロッグやボタンがオリジナルではないものも
けれどもフロッグ周辺を叩くと全部同じピッチで驚かされます