体型と弓と音色

今週はレッスンのお休みを頂いております。別に旅行などではなく東京の自宅にいますが、サイト用の新企画を進める予定です。ご不便・ご迷惑をおかけ致しますがご容赦ください。

土曜は東京にて日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。日曜は愛知に到着してからバタバタでした(というか朝一番のレッスン前は毎回多くの準備で大騒動。愛知は特に大騒動)。動揺が収まらないままで大変失礼致しました。

引き続き可能な限り運動を。日曜は夜間帯のレッスンが空いていたためプールに。岐阜県側に各務原市民プールがあると知った。近い上に21時半と遅くまでやっているようだ。出かけてみた。

各務原市民プール。実家に置いてある自分のアルトワークスで出かけてきました。
実家より10分程度で行けることを初めて知りました。

自衛隊の街、バブル期の建物のためかとても立派な施設。1時間ごとにプールから出て強制的休憩タイムとラジオ体操が新鮮。張り紙の注意書きの多さに東海地方を感じさせる。

実家でヴァイオリンやヴィオラを弾いても以前との音の違いが分かる。今回の発見としては以前はヴィオラ弓でヴァイオリンを弾くと低音の厚みが増して良い感じに思ったのが(実際ヴァイオリンをヴィオラ弓で弾く演奏家もいる)、もしかしたら低音は出るものの響きが押さえ込まれているかも知れないと感じた。

これが身体の変化によるものなのか不明だが、健全な弾き方をしているのならヴァイオリンはヴァイオリン弓で弾いた方が良いのかも知れないと。当たり前のことのようだが、エヴァピラッツィなどの強い弦を使っていれば分からないこと(要する弓圧とスティックの響きを強い弦は圧縮する。だから強い弦はデリケートさがなく弾きやすい)。まして弓で弦を押さえつけた弾き方をしている場合はもっと分からないだろう。

体重が減り脂肪が減ったら弓の圧力が必要と仮説を立てていたが、むしろ逆のようだ。コロナで3〜4kg痩せた時は音も痩せたので、ある程度体重が必要と思っていたが、二の腕の脂肪などがむしろ動きを阻害していたのかも知れない。

ヴァイオリニストとして理想的な体型は?これも自分の中で重要な問題だ。スターンやオイストラフのような体型が望ましいと考えていたが、実はクレーメルのような体型が音の上でも好ましいのかも。自らの身体を使って人体実験をするマッドサイエンティストのようだ。でも多くの発見があって面白いです。