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土曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。久しぶりにお越しの方もおられ、嬉しく思いました。ヴァイオリンに関心と向上心を持ち続けて頂いていることが分かるのは教える側として嬉しいものです。
レッスンのご要望を頂いたモーツァルトのヴァイオリンソナタを勉強中。いくつもの音源を聴いて演奏のスタンダードを把握しようとする。奇抜な演奏スタイルをレッスンで教えてはダメで、教えるべきなのはスタンダードな演奏スタイルでなければいけないのだ。そのためには多くの演奏を聴く必要がある(現代は便利になりました)。
古いものはシゲティ、新しいものは2025年2月発売の庄司紗矢香さんのものなど、手当たり次第にApple Musicで聴く。その中にズッカーマンの演奏がある。磨き上げられた黒塗りの自動車のような演奏だ。艶のある分厚い音色、破綻の全くないフレージング、時折出てくる強い情熱。好きなタイプの演奏だ。
ところが、これが古臭くも感じてしまった。1980年代〜1990年代の価値観で、現代の感覚では鈍い演奏、気取り過ぎ、感情過多と言えてしまう。ズッカーマンが悪いわけではなく時代が変わったということだ。こんなに時代が変わったんだなあと改めて驚かされた。
クラシック音楽とはいえ、少なからず流行に左右される。モーツァルトの解釈もここ20年ほどで大きく変化した。レッスンでも、なるべく現代の演奏の発想で、なおかつ、流行に左右されにくい演奏のルールに留意してお話ししていきたい。