さらに別のオールドにはプレーンガットを

石破総理の誕生には少なからず驚かされました。超ベテラン大物議員ですし、記者会見やWikipediaで氏の政治姿勢を読むに、イメージ以上にバランスの取れた人物に思えました。が、27日夜の時点で大幅な円高、日経平均先物は大幅に下がっているので、サプライズだったのでしょう・・・。

木曜は東京にてレッスン。8コマの大盛況でした!ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。久しぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました。演奏技術に多くの手直しは不要でしたが、楽器の駒の加減で弾きにくくなっていました。上手く弾けない理由が楽器にある場合も多いので、いつも楽器の問題の可能性も含めチェックしています。

ガット弦のお話が続く。オールドヴァイオリンとオールドヴィオラの弦をオイドクサにしただけでなく、別のオールドヴァイオリンはA線をプレーンガット、DG線は巻線のガットにした。いずれもTORO社の弦。E線は普通のゴールドブラカット0.26。

ナットの整備を先日して頂いたためか、以前試した時より良い印象。ノイズは目立たないし、音量も音の厚みもある。さらに松脂をヒストリカルロジン(という、古い製法で作られた松脂)にしたら、さらにノイズは目立たなくなった。チューニングはオイドクサよりは安定している。

楽器と弦と松脂とそれぞれが作用しあった絶妙なマリアージュがヴァイオリンの音なんだなと改めて思った。とても音楽的な音です。

ガット弦。ボウイングの技術的に難しいし、チューニングは不安的で面倒だし、切れやすいし、高額だし、無配慮に誰にでもお勧めするわけではありませんが、自分にとってはこれがヴァイオリンだよなと思わされています。弾いていて素直に嬉しいです^^。そういったヴァイオリンを弾く根源的な喜びをレッスンでもお伝えできれば(人前で弾く時は嬉しい楽しいでは済みませんが、自分のために弾くヴァイオリンは嬉しくありたいものです)。