水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。
レッスンにて。ある方には「トカゲではなくワニの動きで」と、別のある方には「ピアノの部分はハムスターでフォルテはカピバラで」とお話しさせて頂いた。結果は良好で、好ましい程よい音になった^^。
意味不明なことを話してレッスンしているようだが、テクニックはあれどイメージが伝わっていない場合にこういった表現が有効な場合がある。動きのイメージだったり、重量感や手触りといった触覚のイメージだったりをお伝えすることで上手く弾ける場合がある。
もちろん動物だけでなく、手段を選ばずお伝えしようとする。こういった比喩が必ずしもうまく伝わるとは限らないが、音楽用語やヴァイオリン奏法の言葉より有効な場合がある。うまく伝わって定着していればと願うばかり。
自分は勉強不足で表現まで踏み込むほど根拠を持ったお話はできないけれども(下記クライバーくらいに原譜を読み込まないと思いつきや感情以上での表現はできない)、どういう音がヴァイオリンに必要かはお話できるかもしれない。そう思って日々レッスンで言葉を探しております。
カルロス・クライバー こうもり序曲 リハ&本番 (字幕)
カルロス・クライバー こうもり序曲 リハ&本番 (字幕) 1970年、南ドイツ放送交響楽団とのリハ風景と本番。
往年の名指揮者カルロス・クライバーのリハーサル動画(40分と長いが神がかっています)
何と多彩な言葉で表現していることか!こんな語彙が欲しい
原譜を徹底的に読み込みその曲の世界を完全に理解しているから発せられる言葉だ
確実に音楽が生き生きすること。魔術師です