2日前に「ヨーロッパは戦争前夜」とポーランド首相、日本でも「シェルターの整備方針決定」の記事が。早めのエイプリルフールではなさそうです。
土曜日は東京にてレッスン。多くの方のご利用&お越し頂き有難うございました。一方、日曜はお休みを頂きご不便・ご迷惑をおかけしました。ご容赦ください。
以下、自分にとってヴァイオリンにも関係する話ですが、自分自身の話で皆さまのお役に立てるようなヴァイオリンの話ではなく恐縮です。
日曜に長野の佐久に出かけた。どうしても今のうちに見たかったものがあった。

初代ホンダシビック。子供の頃、母が乗っていた車だった
この車でレッスンにも連れて行ってもらった
後部座席にヴァイオリンを置いて可児市の先生のご自宅へ

色やグレードは違うけれどもほぼ同じ印象だった
思った以上に詳細まで覚えていた
レッスンできつくご指導頂き、ベソをかいて泣いて帰った景色

さらには母にも叱られてさらにベソをかいた景色
子供の頃にほめられた事はほぼなかった
努力していなかったわけでは無いと思うけれど努力の方法を知らなかった
決して悲しい記憶ばかりではなく楽しい記憶ももちろん多くある。子供の頃、自動車が好きで率先してシビックの洗車をしていた。だから詳細まで覚えている。

こんなエンブレムも洗車で丹念に磨いたから手の感触で覚えていた

ヘッドライトやウインカーのレンズカットまで覚えていた
ハニカム状のグリルもメッキのバンパーも
グリルは色褪せて、バンパーは一部錆びていた

出かけたのはENDLESS 130 COLLECTIONという施設。ENDLESSはブレーキなどチューニングパーツのメーカー。創業者のコレクションとして多くの旧車やレーシングカーが展示され、しかも自由にドアを開けて乗り込める展示方法。シビックも含め旧車は丹念にレストアされ動く状態だそうだ。
ただ昨年創業者が亡くなったためか動態保存されていた展示車も車検が切れている・・・。これは急がなければと、母に伝えられるうちにとも思った。
自分だけの思いなので一人で訪問したが、思った以上に多くの記憶が蘇った。何が自分を形成したか、今後自分に何が必要なのか考える上でとても有益でした。
皆さまにとってそれぞれ他人にはつまらないようなことでも大切な遠い記憶があると思います。「戦争前夜」の今、思い出す機会を今のうちに持つことも良いかと思います。自己同一性を保つために、さらには思い残さないためにも。