人前で演奏する時に失敗は避けたい。誰しも思うことです。人前で弾く直前の方へのレッスンをさせて頂くことはしばしばあります。
逆説的ですが、失敗しないためには失敗する状況をシミュレーションしておく事です。予見可能な事と想定外の事がありますが、大半のトラブルは想定しうることでしょう。考えうる限りの予見可能なことは全て網羅しておきます。
例えば、ありがちなのは本番になったら指揮者や伴奏者のテンポが練習より速くなってうろたえるケース。少なくとも、遅め・中くらい・速めの3種類のテンポで予め練習をしておけば済むことです。
「分かっているけど」は人前での演奏では通用しません。大半の失敗は対策をしていない結果なのです。
※交通事故と同じで、想定外もあれど飲酒運転やスマホ運転など明らかに想定内の事も少なくありません。想定内の事故は犯罪になってしまいます。