Xにも記しましたが、弓の毛にはイタリア産、カナダ産、モンゴル産などがあり、産地によって発音や音色、また値段が異なります。
高価な毛は高性能な弓に張ってこそ能力を発揮すると言えます。高価な毛ほどダイナミックレンジと周波数レンジが広がりますが、弓自体のダイナミックレンジや周波数レンジを超えることはできません。ボトルネックを考えることが適切な商品を選択することになります。
自動車の性能とタイヤの性能のバランスに似ています。高性能なタイヤは高性能な車に使って能力を発揮します。このバランスが取れてこそトータルでの性能を引き出すことができます。
したがって量産品の弓に高価な毛はメリットは薄いし、ケチって高性能な弓に安価な毛は弓が能力を出せず弓がもったいないです。具体的には30万円程度以上の弓なら上質な毛を張るメリットも出てきます。
