弓の貝や金属を磨き

木曜は東京にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。私自身が横っ腹〜背中を痛めていて、結構痛い中でのレッスンでしたが、それを感じさせていなかったことを願っています。そのこともあり元々ご予約の少なかった28日は私の側でレッスンの予約を埋めさせて頂きました。ご迷惑をおかけ致しますがご容赦下さい。29日は予定通り開催します。

右肩の痛みも引かないこともあり1日はヴァイオリンを弾かないことに(左手は使える)。

「災い転じて福と為す」になるようこの機会にヴァイオリンの整備。ほぼ張りっぱなしだったオールドヴァイオリンの弦を緩め、貝が曇り金属が錆びてしまっていた弓を磨き。

磨く前の弓。半月リングは錆びていないが、他の部分の金属は黒く錆びて(銀なので)。
半月リングはオリジナルではないのでしょう。
自然変化でも年代や真贋をある程度推察できます。

金属磨きで磨いた後。
この写真では曇っていますがツヤツヤの金属面と貝の表面になりました。
この状態では半月リングとそれ以外の金属の差は分からなくなってしまいます。

スティックも掃除。結構松脂が付着していた。キレイになると嬉しいだけでなく音も良くなるはず(弓の振動が変わるため。汚い弓は音も悪いです)。出る音に期待です。


石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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