楽器を選んでもらうなら楽器店が筋

X(旧ツイッター)での毎日のお話をこちらに移してくることにしました。

誰しも良い物を選びたいし、お得に買いたいものです。良い物を選ぶには良い物を知れば、お得に買うには相場感を知ることがシンプルな大前提です。

300万円のヴァイオリン、100万円の弓程度では大したものとは言えません。これで良い物を知った気になっていればだいぶ世界が狭いし、お得かも分からないでしょう。ましてそれで他人の楽器を選ぶのは何の責任も果たせません。でも多くの先生はこのレベルだろうと思います。

良い物を多く知っているのは先生よりも楽器店です。相場感も当然よくご存知です。

先生よりも楽器店で相談するのが筋と私は思います。例えば音の良さを重視するのならイメージする音を伝える事。Youtubeなどの動画でイメージする音を示しても良いのではと思います。

希望を示しお店で提案してもらったいくつかの楽器がイメージに合うならそのお店とは感覚が合っていますし、違うのなら感覚が合わないことになります。それがお店選びとなります。

物の選択は自分の価値観を投影します
価値観の合う楽器店で選んでもらうのは望ましい買い方と思います

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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