土曜・日曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。皆様や親戚縁者の方々が大雨の被害に遭わなかったことを願っております。地震も増えている感じはあります。どうぞ皆様ご用心ください。
Facebookにも書きましたが金曜日。雨の中、毛替えをして頂きにいつも楽器の整備をお願いしているお店へ(店名は伏せます。レッスンにお越しの方にはお聞き頂ければお教え致します)。お願いしたのは手持ちのオールド弓のうちの一本でリュポスクールとして買ったもの。ただ、とても良い弓だとは思うのだが自分としては製作者不明扱いの弓(製作者不明でも物は良いというのは分かるのです)。

この弓をこのお店で毛替えして頂くのは初めてです。
で、毛替えして頂いたら驚くほど音が変わり!音量・周波数レンジともに拡大して、スケール感ある音に。理屈ではなく素直に魅力ある音に。これほど良い音になるとは思わなかった。
弓と弓の毛の関係は楽器と弦の関係と同じで、適切なテンションがかかって能力を発揮するもの。弓の毛はただ単純に張っているわけではなく、張りを揃えつつ、部分的にはテンションの強弱が生じるように張るもの。驚くほどちょっとしたことで弓も音が変化するものだが、スティックに合った張り方をして頂けたのだと思う。
自分のヴァイオリン人生の中で、毛替えは数え切れないほどやって頂いているがこれほど音が変わったことは初めて。嬉しいです。嬉しくて、松脂はまだ完全には馴染んでいないものの土曜・日曜のレッスンは全てこの弓でレッスンさせて頂きました^^

優れた楽器は偶然には生まれず知識と技術のある人しか製作できないもの
これほどの弓、誰が作ったのか
なおフロッグはオリジナルではないと思われます