水曜・木曜は東京にてレッスン。水曜はお休みの方も多く4コマ、木曜は6コマとなりました。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。水曜は東京も強烈に寒かった日。むしろお休みの方は不幸中の幸いでした。またとても寒い中お越し頂いた皆様には本当に感謝致します。
先日の日記で思わせぶりなことを書いてしまったのでかえって何名かの方にご心配を頂いてしまった。私事だが、ひとつは私の母のことで、調子が悪くなっていたのだがその後は比較的良い状態で安心した。また義母の心臓手術も重なり、また嫁さんの伯父が亡くなりなどがあった。義母も術後は元気な様子で私も安心した。ご心配をおかけ致しました。
金曜日は寒波も和らぎ体を動かしに舎人公園に行くこともできた。自分としても少しすっきりした。

池が一部結氷していました。やっぱり強烈に寒かったようだ。

マイブーム中のモノクロ写真も
レッスン内容の一環としてうちの弓を使って弾いて頂くことがある。弓で音色や弾き方など分かって頂ける可能性があるためだ。
弓はある意味ヴァイオリン本体以上に面白い。ヴァイオリニストであっても弓の価値を認めていない人も少なくなく、現代だけの話ではなく歴史の中でもあまり価値を認められてこなかったのだろうと思う。
そのためか、楽器はストラドかデル・ジェスになるが、弓は演奏家によってさまざまだ。パガニーニ、サラサーテ、イザイ、クライスラーなど演奏家が活躍した同時代に製作された弓を使っていた人も多いもの。もちろん多くの弓を所有していただろうが、使用弓は同時代と公表されることは興味深いことだ。
弓の年代と作曲者の年代を一致させると確かに似合う気がする。トルテやペカットなら万能というわけではなく、時代ごとに求められる音楽があり、そのニーズに即した弓が作られたのだろうと思う(現代の商品企画と同じです)。
道具と音楽。あまり語られてこなかったことだが、古楽演奏が増えつつある現在、スポットライトが当たり始めているように思える。単に学術的な意味ではなく、時代を合わせることでより生きた音楽になることが自分としては興味深い。