オイル交換がここまで大変な作業とは

火曜日は夕方にレッスン2コマ。お越し&ご利用頂いたおふた方有難うございました。おひと方はしばらくオンラインでご利用頂いていて久しぶりのお越しだったのですが、久しぶりの場合は楽器の具合をチェックし時には直す必要があります。主に駒の角度ですが、ご自分で良い状態を維持できるようチェックの仕方や直し方を説明しながら進めさせて頂きました。

火曜の午前中は自分のアルファロメオ147のオイル交換のため千葉県のフェラーリ専門店へ(ここが自分の車の購入店なのです)。オイルとオイルフィルターの交換をして頂いた。

たかがオイル交換、されどオイル交換。普通の国産車ならネジを外しオイルを抜いてエンジンのオイル注入口から新しいオイルを注ぐだけの作業。オイルフィルターも手の届くところで外して新品を取り付けるだけ。作業時間15分程度のものだろうか。

ところが整備性が劣悪と定評あるアルファロメオ、驚くような面倒な作業をして頂いた。オイル交換にエンジン下部を覆う大きなアンダーカバーを外し、オイルフィルターを外すために周辺のホースやパイプの留め具を外し、と国産車では考えられないような作業。3時間かかった。

かつては自分の車を自分でオイル交換もしていたが、この車は絶対無理と悟った。普通のオイル交換で考えれば安いとは言えない工賃も、むしろ割に合わない申し訳ないような金額に思えた。

交換前と同じ銘柄のオイルなので大きな変化は感じないが、多少荒い感じから滑らかな感じに。当分オイルについては安心して乗れるようになったし、これまでのフィーリングが気に入っていたので変化を求めてもいなかった。その点も安心した。

この感じ、ヴァイオリンの調整と同じで、ユーザーとしては気に入っている要素は残したまま、気になる要素を解決して欲しい、という虫の良いお話。駒の角度調整ひとつでも結構音色は変わり、それがお越しの方に気に入ってもらえるかを確認しながら進める。フィーリングは人それぞれ感じ方に差のあることで良いフィーリングの維持は困難なことと思うが、自分にとって好ましい結果になってホッとした。

リフトは修理中のフェラーリが載っていてジャッキでの作業
大変に面倒な作業をやって頂き感謝です。
なお、たくさんフェラーリも見ました^^。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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