夏休み:灼熱の中、上野三碑(群馬県)に

オリンピックの音楽担当の作曲家が辞任したことへの感想:「因果応報」「罪に対する罰」。自分にとって障がいのある方は遠い存在ではないので、しっかりと社会からの罰を受けて社会への罪を償って欲しいと思う。折しも知的障害者施設殺害事件から5年。パラリンピックも開催予定だ。

日曜〜火曜はお休みを頂きました。ご不便・ご迷惑をおかけ致しました。偶然ですが、危険な暑さになった中、レッスンをお休みにしていて少し胸をなでおろしてはいました。水曜からもレッスンにお越しの皆様くれぐれも暑さ対策にはお気をつけてお越し下さい。

3日間もお休みを頂くことはとても少ないので、この機会にまとめて気になっていたことを進めた。

日曜日。とても良い天気で暑い中乾かすものを乾かして、普段できない場所の掃除をして。

押し入れの中に入っているギター類に風を通しました
演奏もあったこともありここ最近ギターも弾けませんでしたが
今回そこそこ弾けました

車庫に置いてあるヴァイオリン曲のピアノ譜を箱から出して日光に当てて乾燥
車のスモールライトが雨に当たったためか点灯しないので
ボンネットを開けて配線を乾燥させようと試みるも解決せず。

月曜日。この日もとても良い天気で暑い。車でより一層暑い群馬県高崎市に出かけた^^;。

以前レッスンにお越しの方から上野三碑(こうずけさんぴ)が歴史を立体的に感じられる素晴らしい場所、とお話し頂いた。遠くない距離の三箇所に多胡碑、金井沢碑、山ノ上碑とそれぞれ呼ばれる1300年以上前の日本最古級の碑がある。興味深く思っていたので出かけてみることにした。

まず多胡碑に。

このような庵の中に保管されていてガラス越しに見ることができます

多胡碑:711年の碑。歴史的にも重要だが、書をなさる方にも重要な碑らしく
多くの著名人が訪れた地らしい

次に金井沢碑に

イノシシ注意と書いてある竹藪の間を通って少し登ります

金井沢碑:726年の碑。「群馬」の文字が認められる最初のものだそう。
1300年前から「群馬」と呼ばれていたのですね!

山ノ上碑へ。

灼熱の中、石段を結構登る

山ノ上碑:681年!完全な形で残る碑としては日本最古だそう

すぐ隣に山ノ上古墳もあり

素敵な風景。単に歴史巡りだけでなく、いずれの場所も居心地が良かったです。
自分にとって性に合っているのでしょう^^。

伺った通り、1箇所のみならず狭い範囲に3箇所も碑があり、ここに確かに1300年前から人が過ごしていて、大陸からの影響や交流があり、支配関係があり、仏教の社会関係があり、家族関係があり、と思うと古代の人々の動きが立体的に見えるようで感動を覚える。

また金井沢碑を見ながら、歴史を体験することはこの国を理解することなのだなとふと思った。なぜこういうものが大切に残されているのか。この国の成り立ちを意味するからだ。現代のオリンピック騒動も国としての存在をかけての意識の差によるものなのだろうか(「国民体育大会」ではない「国体」という言葉を思い出した)。確かにそうも思える。

近くには七輿山古墳が。ここは藤原不比等ともされる人物:多胡羊太夫と関連する古墳
この多胡羊太夫が多胡碑に記された「羊」と呼ばれる人物とも言われる
ここでも歴史が立体的になります!すごい!

この古墳には首のない石仏たちも。廃仏毀釈のためとも、お寺と住民との軋轢のためとも。
いずれにしても恐ろしいのは首のない石仏の姿よりも人の心だ。
オリンピック騒動も同じことを感じます。

うちのアルファロメオは少し古いイタリア車の常で暑い中では乗れない。暑い中走らせるとエンジン制御のコンピュータがおかしくなるようで、これまでもシフトアップしてもシフトダウンしたり、エアコンが暖房になったりと奇矯な動作をはじめるので、今回のお出かけはレンタカーにて(何のための自家用車なのか・・・。でもその判断は正解でした)。

ニッポンレンタカーのキャンペーンでむしろ国産車よりも安く借りられたBMWのX1ディーゼルを。アルファロメオと違って不安なく走ることができ、エアコンも強力に効き、250km走って燃費も14km/l。軽油で燃料費も安くいろんな意味で正解でした^^。アルファロメオはとても楽しく運転していて元気になれるけれど、灼熱の中で故障すると命の危険に直結するし。

今年になって3回目となる群馬県高崎の訪問。今回もとても有意義で、歴史的な発見があって、居心地良く楽しいお出かけになりました。群馬県ここ最近とてもお気に入りです^^。

なお火曜日は疲れたのか、暑かったのか、家でゴロゴロ。