レッスンの目的は自分で上達して頂けるようにすること

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。東京は8コマと大変多くの方にご利用・お越し頂きました。愛知は6コマ+6コマと比較的余裕の日程。久しぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました。感染状況怪しくなってきましたね・・・。引き続き手洗いうがいの励行と御用心を。

お越しの方と話題になって購入のアルファロメオに誤解があることに気づきました。高価に見えるかもしれませんし、「高級イタリア車が爆発炎上」と報道されるのは否定しませんが、買値は最近の軽自動車より安いです。でもお手軽な価格でとても楽しい車です^^。

レッスンの後、疲れた頭でフラフラとこんなのに手を出してしまいました。
背徳の味。美味^^。

たまたまいつもお越しのおふた方からレッスンの進め方について話題になった。

うちのレッスンでは技術的なお話と、その技術の目的とを並べて説明することが多い。例えば音程の取り方として、指の押さえ方やシフティングの仕方といった技術面と、そのフィンガリングが音楽的にどういう意味を持つかといった説明。それぞれの技術の目的を説明してはじめて、自分で問題に直面した時に応用が利くものと思う。

レッスンの目標は自分で上達して頂けるようにすることだ。
 比較的漠然とした課題をお与えして
→ご自分なりに解決を試みてもらい
→結果が上手くいっていればその解決策をお聞きして評価し
→結果が悪ければ解決のための道具(テクニック)と解決の目的(得ようとする結果)をお伝えする
というループで自分で上達できるようになるものと思う。

「こうやりなさいと全部教えてくれればいいのに」と言われるかもしれない。でも教え過ぎたら自分での上達は不可能だ。例えば、初歩のうちはともかく、指番号の振り方や指番号の発想は教えても、指番号は振らないようにしている。

目的の説明なしに答えだけを見せてはその場限りになってしまうし、一夜漬けのガリ勉より時間をかけて考え続けることが力になるものと思う。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
レッスンのお話演奏技術のお話思うこと