練習不足をレッスンで責めることはないのでご安心を

水曜・木曜は東京にてレッスン。ご利用・お越し頂いた皆様有難うございました。お忙しいところお越しの方もおられ恐縮です。

レッスンは必ず上手くなるように毎回進めている。道案内と同じで、即座に到着するというものではないけれど道案内に沿って進んで頂ければゴールにたどり着けるはず、というもの。これは徹底している。そしてレッスンではそれほど重要ではない問題と重要な問題に分けて、それに沿って指摘をするようにしている。

音符がスムーズに流れて音程が正しく取れていれば望ましいことだが、この点があまりできていなくてもそれほど重要な問題とは捉えていない。何回か練習すれば改善することならさらっと指摘する程度にとどめる。それゆえ練習不足であっても(練習不足なんてチューニングの時点ですぐ分かる)うちでは責めたり咎めたりするようなことはしない。

姿勢がおかしかったり、音楽に対する意識があまりにも異なっていたり、練習の方向性が間違っていたりする時は、その回のレッスンはほぼ全てその話になる程度に指摘する。そのまま練習を続けていたらもっと弾けなくなっていくからだ。

様々な姿勢や持ち方はあり得るものの人間として不自然な姿勢は非効率で長続きもしない。音楽を外に向けず内に向けていれば音楽ではなくなる(趣味の人向きに内向きになるよう作曲された音楽はありますが、大半の名曲は外向きです)。問題解決のロジックとして明らかにおかしい場合は改善し得ない。

自分も会社員としてシステムエンジニアをやっていたし、現在の仕事も10〜15年程前は猛烈に忙しかったので忙しい時の事情は分かる。やりたくてもできない時はあるもの。

忙しさは心身を犠牲にするものと分かっているものなのでお忙しい方を責めることはありません。練習不足であろうとも、お越し頂ければ重要な問題に踏まえて今できることを進めるだけです(そっちの方が嫌かもですが)。そうすれば少しはゴールに近づける。どうぞご安心を。

2021年頃の古い写真です。既に手放したものもあります
猛烈に仕事をこなしたから得たお金と買えた楽器と得た経験は多くあるのです
ヴァイオリンもギターも良いものを多く買ったし得難い経験もさせてもらえた
ただそれは自分の心身の健康と時間を犠牲にしたものでもありました・・・
寝食忘れて没頭する時が人生にあって良いこととは思いつつ、
過度な忙しさが何をもたらすかもある程度は分かっているつもりです・・・

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

石田 朋也をフォローする
レッスンのお話思うこと