12月:今月は無病息災を願いたい〜「天才」はいないから

日曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆さま有難うございました。身体のお具合を悪くし急遽お休みになってしまわれた方も。どうぞお大事になさって下さい。また皆々様、季節外れの黄砂すら飛散していますので、ご用心ください。

11月は月初から左指を怪我をし、中旬は風邪を引いて、下旬は廊下で転倒し。塩撒いてお祓いでもしないといけないかと。そのために11月は体育館に行けた日数も少なく。

背中や腰が痛いものの体育館で泳ぐのは比較的大丈夫(クロールは身体をひねるので痛む)、ランニングは全く問題なし、筋トレは器具に右の背中や腰が当たらないものなら大丈夫。全部ができなくても、できることだけできれば。

運動はすぐに結果が出ない。体重は上下するがそれは摂取した食事と排泄のバランスに過ぎない。下がらない皮下脂肪、増えない筋肉量に自分でも嫌になる。けれども1ヶ月続ければ多少は変化が。2ヶ月続ければもう多少の変化が。

ヴァイオリンの方が成果は見えにくいかな。最初は次々と新しいことに感動があるものの、徐々に成果が薄らいでいく。けれども、飛行機の離陸時は感動的だがスピードは遅い。水平飛行になれば感動はないが猛烈な勢いで進んでいる。

安易に「才能」と言うものの、身体について「天才」はいないのと同じで、芸術方面の「天才」もいないものと思っている。結局、少しずつの積み重ねのインプットの結果に過ぎない。それを金になると思った他人が「天才」とラベリングしてより多くの金にするだけだ。「天才」の正体はそう言うものと思う。
※「奇形」はあります。でも「奇形」による成果物の評価は長続きしません。

適切な方向に進むことを休まず続ける。結果を得るにはそれだけ。つまらないかもしれないけれども、それが近道と思いながら、今日もヴァイオリンを弾いて、ギターを弾いて、水泳をしているのであります^^。

それでも今年は視点を変えてヴァイオリンに取り組んだ結果、上昇感がありました
10年に一度の急成長の感じ
お聴きの方には何も変わっていないように思われるでしょうけれど
弦や松脂と同じで当人には大きな差も他人には大差ないものとも言えます

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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