11月:体重は目標達成したが、人並みの力で弾けるようになりたい

ヴァイオリンの演奏技術の改善を目的に、今年の4月から体育館に通って水泳+ランニング+筋トレを続けている。ヴァイオリンを弾く体重として目標としていた58kgを達成して時々57kg台に入るようになった。特別な食事制限をしているわけではないので、6kg〜7kgの減量は日々の運動によるものだろう。

体脂肪率などを測定できる体重計によると、内臓脂肪は大幅に減ったが筋肉量はあまり増えていない。平均に比べて自分は筋肉量が少ないため、11月からは筋肉の力を増やす方向に向けていこうかと考えた。ヴァイオリンを弾くのは手先指先の力ではないが、身体の中からの力は必要と考えている。それゆえ、見せかけだけの筋肥大ではなく筋力自体が人並み程度にはなりたい。

別に運動を他人に勧めるわけではない(一般論としては運動は健康のために望ましいとは思いますが)。レッスンでも聞かれなければ運動の話をすることはない。ただ、この半年で音はかなり出せるようになったと自分では実感している。指も回るようになった。音程も迷わなくなった。記憶の想起もしやすくなりかつて取り組んだ曲を思い出しやすくなった。20歳の頃と同じように演奏に関して神経質にもなった(これは良いことばかりではない)。

これまで散々感情を込めて弾こうとしたり音程を合わせようとしたりしてきたが、そもそも楽器をちゃんと鳴らせないで終わるのは勿体無い。せっかくいい楽器を持っていても宝の持ち腐れでは勿体無い。音程とは別次元の上手さが要求される世界だが、最もベーシックなことができるようになれればと願うところです。

そのための筋力増強。少し方向を変えて身体作りを続けていきたいと思います。

体重を減らすことが目的ではないので普通にチーズケーキとコーヒーを食べています
15年来の馴染みの百塔珈琲さん。いつもながら美味
お店の雰囲気はちょっと変わったが、それもマスターの人柄です

ヴァイオリンを鳴らすのはあくまでも人力なので、体重も含めその人力自体を変えようと
二の腕の脂肪は減ったようでブラブラしなくなり発音が明瞭になりました
脂肪がボウイングやフィンガリングを邪魔していたのだと思います
筋力が増えればもっと太い音が出せると期待するのです

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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