直前対策レッスン〜すぐ戻る一夜漬けだが

土曜日は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。ご利用・お越し頂いた皆様有難うございました。8ヶ月ぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました。ただ痩せたことで「病気ですか?!」と驚かれてしまいました。確かに8ヶ月前に比べて6kg程体重を減らしたのでそう言われても仕方ないか。

コンサートのシーズンで直前対策としてのレッスンを今回多く行った(1週間前のケースもあり、できればもう少し早めにお持ち頂ければ・・・。聴き手の時間を頂く行為はとても重いものと自分は考えるが・・・)。

普段は手戻りを起こさないよう、本当の実力になるよう、根本的な上達を目指して基礎技術を中心にしたレッスンを行なっている。が、本番直前対策の場合は根本的な解決ではなくても、その場だけでもしのげる対処をお話する場合がある。

コンサートまで日数がない場合は、目立つ問題点に特化したレッスンを行う。「音程の改善」ではなく「この箇所は半音が広いのでとにかく狭く」、「スピッカートの改善」ではなく「この箇所は弾く場所を2cm弓元寄りで弓幅狭く」などといった調子。

ちょっと条件が変わればたちまち崩れてしまう対処ではあるが、一応その曲のその箇所の問題に関しては解決はする。

姑息的ではあるが、一夜漬けであってもコンサートが上手く弾ければ良いこと(ただ一夜漬けはすぐ元に戻るとは思います。こんなのはレッスンとは言えないし実力にもならないが直前なら仕方ない)。上手く弾けることを祈っております。

新作、オールドともオイドクサ+ゴールドブラカット0.26にしたので
今回の愛知レッスンの空き時間では同条件で比較検証
姑息的な対処より、地味で時間をかけた丁寧なリサーチの方が長い目では有益なのです・・・

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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