肩当てごとの弾き方の違いをお話

皆既月食。頑張って起きて観ました!赤銅色の満月。何回も観ているけれども神秘的です。

皆既月食iPhoneのカメラでも何とか撮れました

石破首相退陣のニュースには驚きました。そして昨日も今日も日経平均は上昇。そこまで国民の足枷扱いされていたとは。そう言えば就任時は石破ショックによる暴落もあったな。。

土日は東京にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。暑さもやわらいできましたが、それでもまだ汗は流れますね・・・。

ある方はいつもと違う肩当てをお持ちになったので肩当てに応じた弾き方を、別の方は肩当てなしでの弾き方についてを、と立て続けに肩当てがらみの内容でレッスンのお話をさせて頂いた。単なる肩当てに関するマニアックな話ではなく、ヴァイオリンのテクニックは全体のバランスで成立しているので、いつもの課題も少しずつ弾き方を変える必要がある。

この手の話は自分の得意とするところ。これまで大量のヴァイオリンや弓を弾かせてもらって、それぞれの楽器に合わせてきちんと鳴らす訓練をしてきた(楽器に合わせられず自分の音で弾いては楽器の評価はできない)。そして自分の仮説検証にもなるので自分としても興味深い。

肩当ても含めてヴァイオリンは構造になる。剛性の高い肩当てをつければヴァイオリン全体も構造的に強固になる。構造が強固になると振動しにくくなり、逆に肩当てなしの場合はヴァイオリン全体は振動しやすくなる。

自分なりの仮説に基づいてヴァイオリンの剛性に沿うように弾き方を変えて頂く。固い肩当てであれば弾き方も力がいるし、肩当てなしの場合は半分か1/4の力加減のつもりで弾くと程よい振動になる。アンバランスな肩当てならアンバランスな弾き方を。

思った通りの結果になってよく響くと、上手く音を出す仮説が適切と証明されるので嬉しいですね^^

手持ちのマッハワン4つ。アッシュ材の同じモデルです
肩当てですらヴァイオリンや弓の個体差と同じくらいには弾き方が変わります
まして違う銘柄ならなおさら