ヴィオラのA線が切れ&ひと足先に夏の行楽

ヴィオラのケースを開けたらオイドクサのA線が切れており。不吉だ・・・。お店がお盆休みに入ってしまわれる前に、それからお盆を明けたらセールと予想されるので、A線のみいつものI love Stringsさんに発注。

ガット弦は切れるのが当たり前のようなものですが
切れたままにしておくのは忍びないものです
楽器はいつでも生きた状態に保っておきたいです

今週はレッスンは多くなかったものの、その時間で頑張ってたくさん原稿を書いて仕事をしたのでした。自営業者なので特に夏休みも冬休みもありませんが、ひと足先に夏の行楽に行ってきました。

目的はスイフトスポーツにレンタカーで乗ってみること。愛知に置いてある自分のアルトワークスが楽しいので、その兄貴分のスイフトスポーツも以前から興味を持っていた。

東京にある自分の車は気温が高くなると調子が悪くなるので日中は乗れず、必要な時はレンタカー利用が夏の恒例。今回はどんな車にしようかと調べたら、西武立川駅近くのスカイレンタカーさんでキャンペーンでレンタルできることを知り、思い立って前日に予約。立川よりアクセスの良い山梨県の道志村へドライブ。

スズキスイフトスポーツ通称スイスポです
全幅があるため3ナンバーですが、1.4Lの小型車です
中古車は新車の1.5倍の300万円で売られている人気車

特に人気のマニュアル車を選択
かつてMTのホンダプレリュードに乗っていて、郊外ならMTで乗りたい派
昔のMTと違ってクラッチ操作がとてもやりやすかった

スイスポものすごく真面目なんです。何も悪いところはない。とてもパワフルでとてもよく曲がってブレーキもとてもよく効く。車体もしっかりしているし、初めて乗った車なのに迷う操作もない。実によくできた車の印象。

ただ、ものすごく高性能で何も悪くないのに、おもしろおかしいというものでもなかったな・・・。それは優劣ではないことはわかっていますが・・・。

ハイスペックなのに、面白味は少ない、というのはヴァイオリンに置き換えて考えても日本人演奏家に共通する問題と言える。自分も面白くもない演奏をしているのだろうけれど、教える側として「あくびをもたらすハイスペックな演奏」にこしらえることは避けたい。自分の中での大きな課題のひとつ。アニメや漫画などでは日本の文化が面白く世界に受け入れられているのにねえ・・・。

車内の空気感は車によって異なり、それに沿って音楽の聴こえ方も変わる。例えばイタリア車はイタリアの空気感が、ドイツ車にはドイツの空気感がある。これも自分にとって音楽表現する重要な課題と捉えていてレンタカーに乗る度に様々な音楽をかけて確認している。スイスポの車内で聴いた音楽は・・・、パヴァロッティの歌が冷めた感じに聴こえる。YOASOBIも存在が希薄。ただ細川たかしの歌は妙に似合い車内の空気に溶け合う。ベートーヴェンのシンフォニーも意外と似合った。

道志村は横浜の水源だそうだ
道志村の「道の駅どうし」の裏にある清流
触ると冷たい水
水を飲んだりできる場所もあり、少し飲んでもみた

走行距離は132kmほど
大したことのない距離でしたが、八王子周辺の渋滞の多さにはちょっと疲れました・・・

体験してみないと何もわからないですね。スイスポは期待が大きかっただけに自分としては疲労を残す結果になってしまい。さて、レッスンにお越しの方に教えて頂いた群馬県の遺跡に夏の間に行きたいと思っているが、次はどんな車にしよう^^。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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