今週はレッスンのお休みを頂いております。ご不便・ご迷惑をおかけしますがご容赦下さい。
身体作りのきっかけのひとつはスポーツウェアで演奏技術が変化すると気づいた事だった。スポーツウェアの中でも筋肉の余計なブレを抑制するというコンプレッションウェアを着ることでボウイングもフィンガリングも少なからず変化する。これをきっかけにそもそもの身体自体を演奏に有利であろう形に変えてみようと考えた。
身体作りをひとまず3ヶ月実践した結果、身体の変化はとても大きな演奏の変化につながると結論づいた。けれども、それはそれとしてコンプレッションウェアのリサーチも継続中←もはや趣味?
効果がありそうな製品を古着で見つけては買ってみる。多くのスポーツウェアの古着は数百円で買えるし、新品なら20,000円の高額な製品も古着なら1,000円〜5,000円と安価。安価なら多くの製品を試すことができる。NIKE、adidas、PUMA、MIZUNO、UNDER ARMORといった有名なものから、CW-X(ワコール)、C3fit、skinsといった運動機能のサポートに特化した製品も入手して試した。
製品によって音が異なるし、メーカー毎に音の傾向があるのが面白い。MIZUNOは日本製らしい軽く薄い音に(西洋音楽としてのヴァイオリンには不向き)、UNDER ARMORはアメリカンな厚みある音、CW-Xは日本のメーカーだが厚みあり滑らかな音:絹のお着物のようなイメージ。
CW-Xが好印象だ。音色・演奏技術ともに滑らかな方向で上質の音楽が得られる。ついでに演奏へのプラスだけでなく、足取りが軽くなるし膝が痛いなども解消してくれる。CW-X=ワコールということで肌着のノウハウを利用しているのか触感も良い(自分は合わない肌着は肌がかゆくなりがち)。
ヴァイオリンや弓を代える、弦や松脂を替えるのと同じで、手軽に良い演奏ができる手段の一つかもしれない。衣類での工夫は一般的ではないし正攻法ではないかもしれないが、スポーツ選手なら0.01秒の向上のためにウェアも考慮するのは当然のこと。自分なら演奏の向上に使える手段はなんでも使う(「無課金おじさん」はカッコいいですけどね)。

引き出しに3箱分も買い込んだ。バカです。
でも筋肉の働きと音の変化は弦を交換する程度の差は出て興味深いです
ついでに運動にも適する(こちらが本来の用途)