梅雨時でもオイドクサが使える時代になった

木曜は東京にてレッスン。ご利用&お越し頂いた皆様有難うございました。蒸し暑い中お越し頂き恐縮です。既に西日本では梅雨明けをしたとか。予想がつかない気候になりました。今日は暑いかと思いますので、どうぞ皆々様ご自愛ください。楽器の暑さ耐性についてFacebookにも書かせて頂きました。

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去年の9月よりオールドイタリーのヴァイオリンをオイドクサに替えた。九ヶ月ほど使って音程感が多少不安定になる劣化は感じるものの、時々緩めて休ませてあげれば回復するのでロングテスト状態になっている。限界までテストしてみようと思います。

子供の頃はオイドクサを使っていたが、梅雨時はチューニングが使用に耐えないほど狂い、時には切れてというものだった。梅雨時にはガット弦は使えないのが常識だった。

ところが。

今年も梅雨時に入ってしばらく経つが、現代のオイドクサA線はほとんどチューニングがずれないのですね!パッシオーネで培った技術をオイドクサにも横展開しているのかもしれない。D線は結構ずれるが、かつてのA線ほどではない。

昨年ナットを整備して頂いたためかナットや駒の接点での巻線のほつれも生じない。昔はほつれてきた左指の当たる場所も問題なし。オイドクサを張っているオールドヴァイオリン2挺とオールドヴィオラともにトラブルは生じていない。

梅雨時でも切れたり狂ったりしないオイドクサに進化したとは。チューニングが安定して、切れたりほつれたりしないのなら、オイドクサは最も良い音で楽器を鳴らす弦でもあるので最強と言える。21世紀も四半世紀過ぎて良い時代になったものだ^^。

オールドにはオイドクサを張っていますが
新作ヴァイオリンにはドミナントを張ってリスク回避をしています
でも現代ではそんな必要はないのかもしれない