ミロ展:音楽が聴こえる絵画

連日暑いですね・・・。気温もですがUV指数10なんて表示初めて見ました
暑い中レッスンにお越し頂いた皆様有難うございました。演奏直前の対策をさせて頂いた方も。
お話をお役立て頂ければ幸いです。

暑い時は涼める場所へ。遅ればせながらミロ展に上野の東京都美術館に行ってきました。館内は寒いくらい冷えていました^^;

ミロ展は2022年春に渋谷のザ・ミュージアムにて観覧して印象深かった。その年の3月に骨折して足を引きずって出かけた思いも^^;

その時とかなり異なる展示内容。ミロというと子供の描くような絵で、楽しげな印象を受けるものが代表的だが、今回は陰鬱な印象や迷っている印象の絵画も少なくなく、ミロの別の側面を見た。

最上階のフロアに展示の晩年の作があり、社会情勢や自身の迷いから脱却し自由になれた空気が印象的だった。このフォロアの作品は撮影可能だった。

音楽的な絵画「にぎやかな風景」:音の聴こえるこういう絵は好きです。

「焼かれたカンヴァス2」という絵画?
踏みつけ、ナイフで切り、ガソリンを撒いて火をつけて制作された作品
この絵画からはジミ・ヘンドリクスのギターが聴こえる
もはや平和ではない今の時代にこそ力を感じた

「焼かれたカンヴァス2」を裏から見るとこんなです。

巡る戦禍の歴史を感じさせ、楽しかった・キレイだったという展覧会ではなかったものの、メッセージ性は今も通じうるものだった。そこが切ない・・・。絵画の力は強烈に感じ取れるヘビーな展覧会でしたので、ご興味のある方はぜひ。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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