日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。またレッスンについてメールにてお問い合わせを頂きました。既にお返事致しましたが、ご検討の材料にして頂ければ幸いです。
開放弦の共鳴で音程を確認する練習課題はカイザーにもクロイツェルでも頻繁に出てくる。また開放弦の共鳴で残響が付くように作られた曲も多い（鈴木教本4巻のヴィヴァルディはその典型例だ）。
この開放弦の共鳴に着目して重音を練習してみることにした。今回愛知レッスンの日曜日は比較的余裕があったし、体調を崩さぬようプールに行くのは今回はパスして時間ができた。実家は玄関が反響が多く響きが確認しやすい。
音程を聞くのではなく開放弦の生む音色や残響を聴く。フィンガリングよりもボウイングに着目してカールフレッシュの音階を丁寧にきちんと音を響かせて弾く。弓のスティックの響きを感じつつ最小限の圧力で余計なことをしない均等なボウイング、左手も音色を損なわない圧力や指の向きで。
結果としてカールフレッシュからいつもの聴き慣れた音とは全然違う響きが生まれる。基礎練習は強からず弱からずのニュートラルな加減で響かせ過ぎず練習するものだが、あえて音の響きを得られるよう配慮した練習は発見が多そうだ。
身体作りで以前よりも楽器は響かせられるようになったと思う。体重が減って指が痩せたのか半音など指をくっつける形も取りやすくなった。上手くなれるかもしれない。しばらく続けてみよう。