今週はレッスンはお休みを頂いております。ご不便・ご迷惑をおかけ致しますがご容赦下さい。レッスンがお休みなだけで溜まった仕事を粛々とこなしております。あまりにも疲労が溜まって今朝は百観音温泉に3ヶ月ぶりに行ったが。
そのひとつがサイト更新。
2ヶ月ぶりになってしまったサイト更新を。「毛替えは弓の性能維持の作業」のタイトルで書かせて頂きました。一部、過去記事を再利用していますが、毛替えについてダイレクトに扱った記事はこれまでなく、新規記事にしました。よろしければご覧下さい。
https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/30/毛替えは弓の性能維持の作業
「弓の毛は3ヶ月〜半年に一度は交換しましょう」。何も考えなくてよくて実に便利な記述だ。こういう記事はうちでは書かないことにして、巷のAIに任せることにした。自分が書くのはAIでは得られない話にした。
「〜ヶ月毛替えをしていないけれども大丈夫か?」とレッスンでしばしば伺う。その都度「弓の果たす役割とは〜なことで、だから毛替えは〜な状態になったら行う必要がある」→それゆえ「毛替えはまだ不要/必要」とお答えする。
ご質問を頂いた時には必ず理由を示すようにしている。「めんどくせえ。必要か不要かだけ答えて」と思われるだろう。でもレッスンとは判断を肩代わりする事ではなく、自分で判断ができるようにするものだ。理由を知れば自分で判断できる。
自分自身は書籍などの受け売りではなく、憶測ではなく事実の積み重ねによる「論理的に正しい理由」を今も追究し続けている。今は「身体と演奏」が追究テーマで今日も体育館のトレーニングルームとプールに行ったのでありました^^←昨日はあまりの疲労感だったので休んで布団の中でのサイト更新だったけれど、我ながらよく続いているものだ。

サイト記事で使ったこの写真。
「巻皮とフロッグの間が空いたら毛替えすべし」と記した
一般論としてはこれで正しい
でも、この弓の製作者の弓はフロッグの位置はこの位置が望ましいともされる
その理由も分かるが、オーバーハング部分の振動を重視し、原則的に毛は短めに張ってもらうようにしている。
単純に考えられないことは面白い^^