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日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。日曜はレッスンの夜間帯が空いていたので愛知県大口町のプールへ。月曜は水泳をお休みにしたら、東京に戻ってきた火曜の水泳が結構しんどくて。毎日の継続は重要です。。
レッスンでご依頼頂いているモーツァルトソナタの準備の中で、ヨゼフ・シゲティの演奏も聴いている。シゲティは新即物主義と呼ばれた演奏スタイルのヴァイオリニスト。もちろん時代は古く録音されている音も古いし、シゲティ特有の演奏技術のスタイルの古さも感じはする。
けれども、主観的になり過ぎないモーツァルトがむしろ現代的に新しい演奏に感じる。
昔はシゲティのバッハ無伴奏を聴いて、「これのどこが名盤?」と思ったものだが、徐々にシゲティの演奏思想の普遍性が分かるようになって来たかもしれない。
レッスンでお話しすることは、極力普遍性を持った内容にしていきたい。「感情を込めて弾きなさい!」といった主観的な演奏はロマン派の一部の時代のもので、それが普遍的と思い違いをしてはいけない。むしろ自分の演奏を客観視できるようにと進めているつもりだ。
「音楽が演奏者から離れて独立した存在として動き始める」自分は演奏者が主体ではなく、そういう音楽自体が主体になった演奏をしたいし、レッスンにお越しの方にもそうあって欲しいなと思っています。多分、そここそが音楽の存在意義なのだから。