半音上げチューニングで混乱&お試し版Prophet-5で感動

日曜は東京にてレッスン。お越し頂いた方々有難うございました。急に寒くなりました。皆々様、どうぞお風邪を召されませぬようご自愛ください。私自身も怪しい感じもありましたが、火曜日になって回復してひと安心です。

マッシモ・クヮルタの弾くパガニーニのコンチェルト1番。演奏も実に素晴らしいのだが、パガニーニ自身のヴァイオリン:グァルネリの「カノン」使用の音源で、なおかつ半音上げで弾いている。この曲はオケは通常チューニングでEs-durで弾いて、ソリストは半音上げのチューニングにしてD-durのフィンガリングで弾いてソリストが映えるように演奏されたと言われる。それに倣ったある意味由緒正しき演奏。

聴いていたら試したくなって早速やってみた。自分としては初の試みだが、楽譜と半音違う音が出るので頭がバグりまくる。でも、これがこの曲のHIP:歴史的知識にもとづく演奏なのだ。もはやクラシック音楽の演奏はHIPを避けて通れなくなっていると思う。しばらく(3ヶ月かかるかな)頑張って慣れるようにしよう。

スコルダトゥーラ:変則チューニングは当たり前にやられていたものだ。有名な例ではモーツァルトのシンフォニアコンチェルタンテが挙げられるし、逆にバロックピッチも当然になりつつある。頭の切り替えができるようになりたい。

写真では分かりませんが半音上げにしている練習用ヴァイオリン
自分としては斬新な響きです(気持ち悪いとも言える)

それはそれとして、先日書いた70年代のシンセサイザーProphet-5。いろいろ調べていたら、PC上で動作するアプリのお試し版があることを知って試してみた。

Macからあの音が出ること感動です。かなり嬉しい
ソフトウェアシンセサイザーでこれだけ感動できること初の経験です