国内ヴァイオリン史の本&歴史が選んだスタンダードな音色:Prophet-5

トランプ大統領になってしまいましたねえ・・・。ハリス氏の敗因についてはBBCの記事を興味深く読みました。

多様な価値観を認めない人が多いことを意味するのでしょう。これまでの歴史と同じくSNSも大衆煽動と言論弾圧の道具として使われていくのでしょう(AIはそのためにうってつけの技術です)。X(旧Twitter)の記事を削除し離れて良かったが、それ以外にも現在の環境が続くと思わずいろいろ急がなくては。ヴァイオリンを弾いていられる程度に平和な世の中であり続けて欲しいものです。

水曜・木曜は東京にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。すっかり寒くなり、しかも大変乾燥しています。お風邪などを召されませぬよう。また火の元には御用心ください。乾燥すると木材の若い新作ヴァイオリンは良い音します^^。

この二日間は予約の変更が多く空きも多く(泣)。その時間でいろいろ進めた。図書館に行ってヴァイオリンを含めた音楽書籍を借りてきたり、技術の進化で使わなくなった道具を引き取ってもらったり、靴の修理を出しに行った初めてのお店で動揺したり^^;。

拙著「まるごとヴァイオリンの本」を出版頂いている青弓社さんより、国内ヴァイオリン史の本が今年出版されていた。図書館で見つけ借りてきた。ヴァイオリンの歴史は事実ベースでの検証が不可能なので、自分は取り扱えないが(楽器や奏法については検証・再現可能な事実ベースでお話できます)、明治初期からのヴァイオリン史とても興味深い。

560ページもの分厚い書籍。読めるかなあ。
巻末の弊社出版物欄に「まるごとヴァイオリンの本」もいまだに掲載されていた^^

音響機器も厳しく性能を見てもMacとiPhoneが勝るようになってしまった。手持ちのマイクとプリアンプを引き取って頂きにお茶の水のイシバシ楽器へ。思った以上の高額買取でホクホク^^。その待ち時間で店頭のシンセサイザーをいじってみた。

1970年代の伝説的シンセサイザー Prophet-5。あれこれいじってみたらどれも知っている音。あまりにも多く広く使われたシンセサイザーなので、耳のスタンダードになってしまっている。現代の耳で聴いてもノスタルジックではない良い音。受け入れられた音というのは時代を経ても魅力を失わないものなんだなあ。

機会あるごとにいろんな楽器を触ってみてはいるが、久しぶりに「!」と思う音。これまで歴史が選んだ音を次々と買い集めてきたが、この音はちょっと欲しいなあ^^;欲しい音に出会えるのは嬉しい事です。

Prophet-5はこんなのです。画像はWikipediaより。

比較的近所の田端に腕の良い靴の修理職人さんがお店を構えていると情報を得て、修理をお願いした。先払いと思わず手持ちのお金がなく、近くのATMではスマホでの引き出しができず動揺してしまったが、それにも関わらず親切に接して頂いた。すごく良い方に思えた。こういう方の仕事は間違いない。1週間後の出来上がりが楽しみ。

ヴァイオリンのお店なら勝手が知っているので今でこそビビることはないが、かつてこんな感じでドキドキしながらお店の方と接したなあ。