月曜日。暖かく晴れた良い天気。こういう時には楽器の風通しを。

手持ちの楽器のケースを開けて窓も開けて風を通しました
ケースは日光にも当て、それぞれの楽器はチューニングをして音を出して
ヴァイオリンに関しても自分もかつてはいろんな対策を実践したものの、結局常識的な対処が好ましいと結論づいた。
なるべく弾く、汗などで濡れたらそのままにしておかない(短時間なら問題なし)、弾いている時はケースは開けておく(急激な環境変化を避けられる)、長期間使わないときはテンションを下げておく(軽微なトラブルは回復する)、接着などトラブルが生じやすい箇所は時々点検し気がついたら早めに修理する(接着は放置すると変形が進むため)。
つまり普通に弾いて普通に接するという事。湿度対策グッズは抜本的な解決にならず無意味。そんな事よりは頻繁に弾いた方が抜本的対策になる。
こういう事を書くと、管理グッズが売れなくなって嫌われるだろうとは思うが、充分に良い楽器(安価すぎる楽器やパーツは強度不足でトラブルの塊だ)を、都度充分にお金をかけてきちんと直してもらった方が提供側・利用側双方にとって望ましいのだろうと思う。提供側は良い仕事ができお金も得られる。利用側としては気持ちよく使える時間が長くなる。ついでに上達もできる。

トラブル例1:アコースティックギターのウェザーチェック(塗装のひび割れ)
程度の差はあれ良質な塗装の楽器には長い年月にはほぼ必ず生じます
気にしない事が最良の対処
素材の伸縮で生じるので温度湿度の変化をゼロにすれば生じにくいが非現実的

トラブル例2:ネック下がり
ヴァイオリンだけでなくギター類もネックは動くが緩めて放置で直ることも多い
ネックが下がり気味だった新作ヴァイオリン
この1ヶ月ほどかけて気候の変化を利用してゆっくりと対策
5度下げてヴィオラのチューニングとして弾くと、結構面白い+技術の発見につながる