当面レッスン料の値上げは考えておらず

立て続けにお二方から「レッスン料の値上げは?」とお尋ね頂いた。ご心配頂き有難うございます。結論的には、当面レッスン料の値上げは考えていないのでご安心下さい。値上げをするよりも多くご利用頂く方が嬉しいので、内容に対して低価格を維持しようとしています。

世の中インフレ真っ盛り。お米もパンも卵も高くなった。

もちろん影響はあるが、世の中の風潮だからと食費などレッスンと関係ない生活費をレッスン料に転嫁するのは不徳行為。自分が学ぶためのお金は惜しむべきでないし、投じたお金以上に学ぶのが努力なのでインフレは関係ない。外食や飲み会(そもそも下戸なので飲み会の機会がない)も学びがなければ利用しないので無関係だ。

販売価格への転嫁をするのなら、消費となる必要経費分だけで計算するべきだろう。そして必要経費の削減は経営努力だ。

大きな必要経費は新幹線運賃だ(年間50万円弱)。昨年秋に7%ほどの値上げがあったが、同時に10%ほど安い早割も販売されるようになった。繁忙期など必ずしも早割が使えはしないが、平均すると経費に変化はない。

弦の値上がり率は大きいし毛替えも高くなった。楽器を減らし年間数万円はコストを下げられた。また楽器や弓、オーディオ機器、CDを手放したことで、楽器整備に充てられるキャッシュは得られた。そのため、今年は楽器の整備を多く行なった(当然、修繕費として経費計上。節税も経営努力)。

直近の電気代は前年比で1.5倍になったが猛暑によるもので使用量も1.5倍。1kWあたり料金はほぼ同じ。レンタルサーバー料金やドメインの更新手数料など通信費は上がった。この対策として2年縛りのため来年からになるが、NTT光回線の通信環境を5G通信に変える事で年間3万円程度の削減ができる予定だ。

楽器の購入。値段によらず購入すべき楽器がなくなってしまった(と数年前に結論づいた)。MacやiPadなど電子機器類は刷新が必要だがAI対応機器の発売を様子見。

人件費や最低賃金の賃上げ・・・。零細事業主にそんなものはありません^^;。

増税リスクや家賃が高くなるリスクはありますが・・・。結果として、値上げは今のところしなくて大丈夫なようにしてあります。どうぞご安心してご利用下さい。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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