サイト更新「ヴァイオリンのコンディション」

「ヴァイオリンがわかる!」サイトを更新しました。「ヴァイオリンのコンディション」のタイトルで、過去記事のリライトです。筋の通らない箇所や過去の稚拙な表現を手直しして、写真を追加しました。よろしければご覧ください。

https://www.violinwakaru.com/wdprs_ex/30/ヴァイオリンのコンディション

「最高のコンディション」は「弾けないヴァイオリン」の奇妙な話はFacebookに書いた。

コンディションの別の奇妙なお話。何らかの事情でスクロールだけ取り替えたヴァイオリンは珍しくないし、表板の半分だけ取り替えた、横板の一枚だけ取り替えた、というヴァイオリンもある。

取り替えれば見た目は新品にもなりうることできれい。うまく騙せばコンディション最高の本物と言い切ってしまうこともできる。一方、見た目にはよくない、骨董価値的にも低くなる、修理の痕跡が明らかに見えるものは、多くの人はコンディションが悪いと判断するだろう。

例えば、折れたのを修理した弓。うまく直っていれば音も演奏性も問題ない(うまく直っていない場合は使い物にならないが)。けれども骨董価値は著しく低くなる。これをどう捉えるか。

コンディションの問題は自分自身の価値観が問われます。自分なら音が良くて値段が安いなら見た目のコンディションは二の次だな。むしろ見た目だけの楽器は自分はとても低評価だな。