火曜日は電源も全く入らなくなってしまったiPadを処分してもらいに丸の内Apple Storeに。もう修理できない世代のiPad Pro 12.9なんだそうで。オンラインレッスンなどでも大いに活躍してくれました。ありがとう。
Apple Vision Proを試させてもらうも、自分の目に合う度のレンズが用意されていないらしくほとんど見えず途中で止めてしまいました。残念。視力も個人情報ということで、近い度のレンズを店員さんも取り出すことができないのだそう。視力が個人情報という観点はなかった。

打ち水システムがありました
往年の名演奏家シゲティについて。Blue skyに書いていますが、現代的な意味でのテクニックは上手い演奏とは言えないが、その精神性が高く評価される稀有な存在。
多くの名演奏家がストラドやデル・ジェスを使うところ、マントゥアのピエトロ・グァルネリとシャルル・ペカットの弓から生み出される哲学的な音楽(ゴフリラーのチェロを使ったカザルスに似ています)。ヴァイオリンの哲人と言える。

現代では「精神性」なんて評価されないかもしれない。傷のないそつなく流れる演奏を何となく聴く現代では、こういう演奏はうっとうしいだけかもしれない。 けれども演奏とはどう言うものなのか理解するためにも、シゲティに多くの作曲家は曲を捧げた事実は知っておいて良いかもしれない。
シゲティのイメージを覆す驚きがあったのは1946年のオーマンディ盤のブラームスのコンチェルト。技巧的にも素晴らしいし、他の誰よりもブラームスの世界を描き出していると自分は感じた。シゲティはハンガリー出身のヴァイオリニストで、ハンガリーのテーマに基づいた曲を多く書いたブラームスとは相性が良いのかもしれない。
