ヴァイオリンの技術は草むしりに似る(自分自身は効果大)

トランプ前大統領の狙撃事件、驚きました。軽傷で不幸中の幸いでしたが世の中の変化をもたらすかも・・・。犯人は真面目な普通の人だったそうですが、大統領選を控えた時期の目立つ状況での事件。単独犯とも思いがたく黒幕の存在によっては3度目の世界大戦に結びついてしまうかもしれません・・・。

土曜は東京にて、日曜・月曜は愛知にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。特に愛知では豪雨になったシーンもありました。深夜も激しい雷雨でしたし。ここのところの雨の降り方もすさまじいですね・・・。

レッスンの合間に実家の草むしり。いつもやっていることだが今回3週間ぶりなのでなかなか大変。

ヴァイオリンの演奏技術は草むしりのようなもの。Xか何かに書いたが「庭をきれいに見せたいのなら、枝ぶりを整えるよりきちんと草むしりをする」がヴァイオリンの演奏にそのまま直結する。松の樹形をカッコよくさせようとするよりも、地面の草を都度むしった方が庭はきれいに見える。派手なことだけをしても何の結果も得られない。そして怠ければたちまち草に覆われて荒れてしまう。

庭の草。これでもかなり取ったのですが維持は大変です
自分の庭なら簡単ですが、現状を変えないように配慮しつつの維持はより大変

面白くない草むしり。毎日少しずつ作業すれば労力はそれほどでもないが、1週間もためれば草原になっているし、1ヶ月もすればジャングルになって手をつけられなくなる。これもヴァイオリンと同じ。

レッスンでも久しぶりにお越しの方はジャングルになっているケースもある(なるべく傷つけないような言い方はしますが、できればジャングルになる前にお越し頂ければ・・・)。かつて切り開いた道は無くなってはいないものの雑草に覆われてしまっているケース。やることはまず大雑把に草を払って通路を作ることからだ。

自分自身は・・・。先日ハイフェッツの映像を観たことから「練習しなくちゃ」ということで、カールフレッシュ全調・全パターン復習中(重音は最初4小節で省略が多いのですが今回は全部)。かつてのように迷いなく音程が取れたり指が動いたり、分かりやすく草むしり効果が出て嬉しいね^^。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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